auPAYマーケットの出店方法をわかりやすく解説!販路拡大のチャンス!

すでにAmazonなどのECサイトで出品されている方の中には、auPAYマーケットのことが気になっている人も多いでしょう。

コロナ禍でユーザーが増加した数あるECサイトである中で、auPAYマーケットはどのような特徴やメリットを持つのでしょうか。

今回の記事では、auPAYマーケットに関する基本的な情報から、メリット・デメリットをはじめ、出店方法、審査基準について詳しく解説します。

1. au PAYマーケットとは?

最初に、Amazon、楽天市場、ヤフーショッピングといった3大ECサイトを追う規模を誇るauPAYマーケットについて、基本情報と特徴を説明します。

1-1. auPAYマーケットの基本情報

auPAYマーケットとは、auコマース&ライフ株式会社とKDDI株式会社が共同で運営している日本のオンラインショッピングプラットフォームです。

その前身は、2017年に誕生したショッピングモールのauWowma!であり、2020年に名称が「auPYAマーケット」へと変更されました。

まだ新しいECサイトですが、日用品から、グルメ、ファッション、インテリア、家電だけでなく、レストランや美容関連、旅の宿泊までの商品やサービス情報を提供する、総合システムショッピングサイトとして注目されています。

2020年5月には「Ponta」と統合したことにより、Ponta会員約1億人にリーチすることが可能になりました。これにより、オンライン・実店舗の両方からユーザーを獲得できるのもau PAY マーケットの強みです。

1-2. auPAYマーケットの特徴

auPAYマーケットは、2,500万人といわれているauユーザーをはじめauIDのオープン化による他のキャリアユーザーの利用も広げています。

そのため、下記のような特徴を備えたECサイトです。

  • 特徴①ユーザーの93%がスマートフォンユーザー
  • 特徴②利用者の男女比はほぼ同じで、ユーザー層は40~50代がメイン
  • 特徴③スマートフォンやタブレットでの利用に最適化されている
  • 特徴④KDDI株式会社の運営により、セキュリティ面での安全性が高い

2. auPAYマーケットへの出店方法

比較的歴史の浅いauPAYマーケットへの出店は、初心者の方だけでなく他のECサイトですでに物販ビジネスを展開している人達にとっても関心の的です。

ここでは、そのような方のためにauPAYマーケットへの出店方法を説明します。

2-1. auPAYマーケット出店への必要書類

auPAYマーケットへの出店に必要な書類は、個人事業主と法人とで異なります

必要書類はそれぞれ以下の通りです。

個人事業主 法人
・住民票
・印鑑証明書
・履歴事項全部証明書
・印鑑証明書

※ 各書類は提出時点で取得後3ヵ月以内のものに限る

2-2. auPAYマーケット出店の流れ

上記の書類の準備が出来た時点で、下記の流れで出店が可能です。

手順①Web申込

KDDI株式会社のauPAYマーケット出店サイトにアクセスし、出店申込フォームに必要事項を入力して申し込みます。

※ 注意:申込の際、フリーメール・キャリアメールの使用は不可のため、独自ドメイン

などの有料メールアドレスを準備する必要があります。

②必要書類の送付

Web申込の段階で、2-1で説明した書類をPDF化の上、アップロードして提出します。

③auPAYマーケットでの審査

WEB申込が完了すると、auPAYマーケット側で審査に入ります。

出店審査は1回のみで、au PAY マーケットの決済サービスを利用希望の場合、別途審査が必要です。

④審査結果の受取

審査が完了次第、結果の連絡が入ります。通過すると、au PAY マーケットからメールで入会申込書口座振替依頼書が送られてきますので、電子署名を行い返送します。

審査期間は明確に決まっていませんが、出店審査通過から最短2~4週間程度の期間で出店が可能です。

⑤auPAYマーケットへの出店

上記手続きが完了し、auPAYマーケットの規定に従ったショップページと商品情報が設定されたのち出店が開始可能となります。

出店に関する詳細情報や手続きは、KDDI株式会社の公式サイトやauPAYマーケット出店サイトで確認することが可能です。

また、出店後には、売上や在庫管理などのサポートも提供されます。

2-3. auPAYマーケット出店審査のポイント

前述の通りauPAYマーケット出店審査は1回のみで、楽天市場やヤフーショッピングのように2回行われることはありません。

誕生してから比較的新しいECサイトであるauPAYマーケットでは、審査は、あまり厳しくない標準審査といえるでしょう。

審査に落ちる明確な要因は公表されていませんが、実店舗運営があればその実績や、他のECモールでの評価や問題行為の有無などが考えられます。

2-4. auPAYマーケット出店にかかる費用

au PAY マーケットでの費用は、コミコミ出店プランによって決められており、月額費用として月々5,280円(税込)かかります。

入会金と決済導入費は0円となっており、他のECサイトと比べても低い料金設定です。

コミコミ出店プランでは、下表のように決済手数料と成約手数料が分かれておらず成約手数料に一本化されているのが特徴で、コミコミと名付けられている所以でもあります。

成約手数料 4.5%~9.0%
決済手数料
ポイント手数料 1.0%

成約手数料は、売上が高くなるほど下がる仕組みとなっており、その率は下表のようにカテゴリ別と売上に応じて定められています。

auPAYマーケットの料金プラン

出典:auPAYマーケット・公式ホームページ・料金プラン

3. auPAYマーケットの4つのメリット

この章ではauPAYマーケットに出店することによる下記の4つのメリットについて、具体的に見ていきます。

メリット① auユーザーを中心に集客力が強い

auは日本の主要な通信会社であり、そのユーザーベースは約2,500万人と非常に大きく、多様な顧客層を持っています。

auPAYマーケットを利用することで、出店者はこの広範な顧客層にアクセスし、効果的に商品やサービスを宣伝することができます。

また、auユーザーは、auPAYでの決済を通じてポイントやキャッシュバックを受け取ることができるため、利用者にとっても魅力的です。

このように、auPAYマーケットには継続的な集客力があり、出店者にとってビジネス拡大のチャンスとなります。

メリット②他のECサイトよりも競合が少ない

auPAYマーケットは、他の大手ECサイトと比較して競合が少ないというメリットがあります。

Amazonや楽天市場など一部の人気ECサイトでは、多くの出店者が同じカテゴリーや商品で競合し、顧客の注目を集めることが難しくなります。

しかし、auPAYマーケットでは競合が少ないため、出店者はより目立つことができ、自社の商品やサービスを効果的にアピールするチャンスに恵まれていると言えるでしょう。

また、競合が少ないことで、より個別化された顧客対応が可能となり、顧客満足度が高まり、リピート顧客の獲得や口コミによる集客力の向上が期待できます。

メリット③料金体系がシンプル

auPAYマーケットの料金体系は、決済手数料と成約手数料が一本化されたコミコミプランというシンプルなもので、出店者にとってわかりやすいという大きなメリットがあります。

多くのオンラインマーケットプレイスでは、複数の手数料や隠れたコストが発生し、出店者にとって費用管理が難しくなることがありますが、auPAYマーケットにはそういった悩みがありません。

メリット④台湾への越境ECが可能

auPAYマーケットは、台湾への越境ECが可能であることが大きなメリットです。

越境ECにより、出店者は日本国内だけでなく、台湾の顧客にも自社の商品やサービスを販売することができます。

これにより、ビジネスの市場範囲が拡大し、さらなる売上増加の機会が生まれます。

台湾は、日本との文化や価値観が近いことから、日本製品に対する需要が高く、消費者基盤が安定しています。また、物流インフラや通関手続きが整備されているため、スムーズな国際取引が可能です。

auPAYマーケットを通じて台湾市場に参入することで、出店者は新たな顧客層を開拓し、ブランドの知名度を向上させることができるでしょう。

4. auPAYマーケットのデメリット

auPAYマーケットで出店するには、事前にデメリットも認識のうえ、あらかじめ対策を講じておくと出店後の営業がスムーズです。

4-1. デメリット①出店する際に固定電話番号が必要

auPAYマーケットのデメリットの一つとして、出店する際に固定電話番号が必要であることが挙げられます。

固定電話番号は、オンラインマーケットプレイスが出店者の確認や連絡先として利用するために要求されることがありますが、一部の出店者にとっては不便さを感じるかもしれません。

特に、自宅兼事務所やモバイルオフィスを利用している個人事業主やスタートアップ企業の場合、固定電話番号を持っていないことが多く、この要求が出店のハードルとなることがあります。

固定電話番号を取得するためには、追加の費用や手続きが発生し、これがビジネスの運営コストや手間を増加させる可能性があります。

4-2. デメリット②フリーメールアドレスが使えない

auPAYマーケットのデメリットの一つとして、出店者がフリーメールアドレスを使用できないことが挙げられます。

信頼性やセキュリティの観点からの条件と思われますが、出店を検討している個人事業主や法人にとっては手間やコストが増えることになります。

ドメイン付きのメールアドレスを取得するには、ドメインの取得費用や維持費がかかり、また設定に関する技術的な知識が必要です。

4-3. デメリット③CSVオプション利用が有料

auPAYマーケットのデメリットとして、CSVオプション利用が有料であることが挙げられます。

CSVオプションは、商品情報や在庫管理などのデータを一括で編集・アップロードする機能で、オンラインストアの運営において非常に便利です。

特に、多くの商品を扱っている出店者にとっては、効率的な運営に欠かせないツールとなります。

しかし、auPAYマーケットでこのオプションを利用するには追加オプション料金として月額11,000円(税込)が発生するため、出店者の運営コストが増加することになります。

5. auPAYマーケットと他ECモールを徹底比較!

この章では、auPAYマーケットと他の主なECサイトとの特徴、メリット、デメリット、費用について、主なポイントを簡単に比較できるよう下表の通りまとめたうえ、auPAYマーケットのおすすめポイントを紹介します。

5-1. 表によるポイント比較

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アイテム auPAYマーケット Amazon 楽天市場 ヤフーショッピング
特徴 年商1,000億円規模 年商3兆円規模 年商2兆円規模 年商1兆円規模
Pontaポイント利用可能 プライム会員制度 楽天ポイント還元 PayPay利用可能
メリット 成長中のECサービス 高い集客力 高い集客力 高い集客力
シンプルな料金体系 FBAによる在庫管理と迅速な配送 RMSによる店舗総合管理 固定費・ロイヤリティが無料
デメリット CSV利用が有料 手数料が高い 手数料が高い 手数料が高い
ショップ数が少ない 競争が激しい 競争が激しい 競争が激しい
費用:初期費用 無料 無料 6万円 無料
費用:月額 4,800円 小口:無料
大口:4,900円
1万9,500円~
10万円
無料

※1.表中の表示価格は税抜です。
※2.費用やサービス内容は変更されることがありますので、利用時は最新情報を確認してください。

5-2. auPAYマーケットのおすすめポイント

auPAYマーケットは、他の3社に比べると規模も小さく集客力の面でも劣ります。

しかし、今後の成長が期待されるうえ競合も少なく、料金体系もシンプルなことより、新規参入先のターゲットとしては非常に有望です。

そして、会員数1億1,225万人(2023年3月末現在)、提携店舗数28万店舗(2023年4月1日現在)を誇る「Ponta」ポイント・サービスにもとづくキャンペーンの数々が実施されることの強みも忘れてはなりません。

6. auPAYマーケットでの出品に便利な効率化ツール「クロスマ」とは

株式会社IZUMIが開発したEC(電子商取引)複数モール運営効率化ツール『クロスマ』は、オンラインショップ運営者がAmazonをベースに複数のモールを一元管理し、運営を効率化するのを可能にします。

作業時間を91%削減できたという驚愕のデータもあり、Amazonに出店している方がauPAYマーケットの出品を視野に入れるときに役立つことは間違いありません。

ここでは、『クロスマ』の機能やメリットを中心に解説しますので、特にこれからauPAYマーケットに進出し複数モールの運営を予定されている方は参考にして下さい。

6-1. クロスマの3つの特徴

クロスマ』の主な特徴は以下の通りであり、auPAYマーケットへ新しく進出するにはもってこいの理由がここにあります。

特徴①オールインワン機能

クロスマ』は複数ECモールの在庫管理や受注情報を一元管理する上に、下記のような特許技術を用いた独自機能を搭載した、オールインワン機能をもつモール運営効率化ツールです。

  • 出品禁止/制限商品の自動判別機能
  • 販売先ごとの自動価格変更ルール設定機能
  • Amazonランキングを踏まえた在庫連動ルール

特徴②各モールにおける新規ショップ開設を低価格で代行

初めてのECサイトで事業をスタートさせるには不安が多いものですが、各モールにおける立ち上げを、以下のサービス内容で15,000円(税抜)という圧倒的な低価格で代行しています。

  • 初期設定から開店までのサポート
  • 『クロスマ』テンプレートによるストアデザインによるショップ構築

特徴③シンプルかつ低価格な料金プラン

オールインワン機能を備え、モールにおける様々な管理を効率化するツールでありながら、費用は従量制ではなく、初期設定費用以外は月額14,800円(税抜)という低価格です。

6-2. クロスマが持つ4つの業務効率化機能

ここでは、『クロスマ』の4つの業務効率化機能のそれぞれを見ていきましょう。

機能① 一元管理

クロスマ』の一番の特徴は、複数のECモールやオンラインショップの在庫管理、受注管理、発送管理が一つのシステムで行えることです。auPAYマーケットでの手間も大幅に削減し、運営効率の向上が可能となります。

機能② 商品情報の一括登録・編集

クロスマ』を使用することで、商品情報を一括登録・編集できるため、各モールへの登録作業が効率化されます。また、商品情報の変更や削除も一括で行えるので効率的です。

機能③ 在庫連動機能

クロスマ』では、複数のECモールでの在庫状況をリアルタイムで連動できるので、在庫切れや過剰在庫のリスクを軽減し効率的な在庫管理が可能です。

機能④ 受注・発送管理

クロスマ』』を使用すると、複数のECモールからの受注情報を一元管理できるため、注文処理や発送作業が効率化されます。

6-3. クロスマ利用で得られる4つのメリット

クロスマ』を利用することで、EC運営者に以下の4つのメリットが期待でき、ビジネスの拡大に注力できるようになります。

メリット① 効率化された運営

複数のECモールやオンラインショップの管理が一元化されることで、運営効率が向上し、手間が削減されます。

そして、作業の外注化の必要性が激減し、余計なコストの削減が可能です。

メリット② 大幅な時短が可能

商品情報の一括登録・編集や、受注・発送管理の効率化により、業務にかかる時間が大幅に短縮され、空いた時間で商品企画やプロモーションなど、売上アップにつながる活動への注力が可能です。

メリット③ 在庫管理の改善

在庫連動機能により、在庫管理が効率化され、在庫切れや過剰在庫のリスクを軽減できるため、ショップ運営を安心して任すことが可能です。

常時適切な在庫が維持できることで、収益改善への影響も大きくなります。

メリット④ データ分析の容易さ

売上分析機能を活用すれば、ビジネス戦略や改善策の立案が容易になり、さらなるビジネスの拡大につながるでしょう。

6-4. クロスマにかかる費用

前述の通りこれだけのメリットがある『クロスマ』ですが、利用にかかる料金は初月の初期設定費用と月々の固定費14,800円(税抜)のみです。

初期費用は下図の通りであり、「アマゾン+その他の1モール」であれば無料ですが、アマゾン以外のモールが2つ以上だと初期費用が発生します。(※下図費用は税抜)

クロスマ_費用

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一般的に月間受注件数が600件を超えるお客様にとっては、『クロスマ』利用のメリットが大きくなります。

出品上限1,000SKUまでという制限はありますが、SKU追加プランもあり大量出品による大規模ビジネスの展開も可能です。

7. auPAYマーケット出店でのよくある質問

最後にauPAYマーケットの出店に関するよくある質問を載せておきますので、必要に応じて参照ください。

Q1. auPAYマーケットの出店はおすすめですか?

auPAYマーケットの出店は、他の3大ECサイトに比べて審査基準が低く料金体系もシンプルなことから、初心者の方や、手軽に販売ルートを増やしたいと考える方におすすめです。

また、既述の通り台湾市場への展開も可能なため、海外への進出に興味ある方の最初の取り組みとしても、貴重な体験が得られるでしょう。

Q2.auPAYマーケットの出店は誰でもできますか?

auPAYマーケットへの出店は、準備する書類も法人の場合は「履歴事項全証明書・印鑑証明書」、個人事業主の場合は「住民票・印鑑証明書」のみで審査も1回で済むため、誰でも比較的簡単に可能だと言えるでしょう。

Q3.auPAYマーケットと他のECサイトの大きな違いは何ですか?

auPAYマーケットは比較的歴史が浅いため、今後の成長が期待されるうえ競合もまだ多くないのが、他のECサイトとの一番の大きな違いです。

今後の成長をにらんで、出店数を増やすのが現在の課題で、そのため既述の通り審査も難しくなく料金体験もシンプルです。

strong>Q4.auPAYマーケットで売上を大きくするポイントを教えてください

auPAYマーケットでは、auかんたん決済の限度額が毎月月初にリセットされるため、月初めにユーザーの利用が増える傾向があります。したがって、月初でのキャンペーンなどの販促活動が売上アップにつながる有効な方法のひとつです。

また、ECサイト内の自社商品ページへ流入させるSEO対策も重要であり、季節やイベントに合わせたキーワード設定や、競合の少ないカテゴリを扱うなどの工夫が必要です。

そして、auPAYマーケットにある分析機能の「顧客セグメント」の利用により、売上やアクセス状況に関するデータをもとに販売戦略を立案することも重要なポイントです。

8. まとめ

今回の記事では、auPAYマーケットへの出店を検討している方のために、特徴やメリット・デメリットを中心に詳しく解説しました。

料金プランは他のECサイトと比べて安くてシンプルであり、ライバル店舗も少ないため、参入するには今がチャンスと言えます。

記事内で紹介しました『クロスマ』はauPAYマーケットと連携しているため、一元管理をすることで大幅な業務効率化とコスト削減が可能です。

クロスマ』に興味を持たれた方は、下記より是非『クロスマ』に関する詳細情報を手に入れて下さい。

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