店舗せどりは、実店舗で商品を仕入れ、オンラインで販売するビジネスです。
「利益商品の見つけ方がわからない」
「法律違反にならないか不安」
「効率的なやり方を知りたい」
という方に向け、具体的な手法・注意点・ツール活用術を解説します。
実際に月商50万円を超えるせどり実践者の事例も交え、成功のコツを考えてみましょう!
目次
「違法」になるケースと回避策
1. 古物営業法違反|中古品を取り扱う場合
中古品(未使用品含む)を 月10回以上 販売する場合、古物商許可証 が必要です。
無許可で販売すると、3年以下の懲役または100万円以下の罰金 が科されます。
失敗例
ブックオフで購入した本をメルカリで月15回販売。
税務調査で指摘され、急遽許可を取得しました。
対策
- 新品のみ扱う
- 月9回以下に抑える
- 許可取得(申請費用19,000円・審査期間1か月程度)
2. ブランド品の無許可転売|シャネル・ルイヴィトン等
正規品でもメーカーの転売禁止方針に抵触する場合があります。
某高級時計ブランドが転売業者を相手取り損害賠償請求した事例も。。。
失敗例
正規店で購入したロレックスをヤフオクで販売。
メーカーから警告を受け、アカウント停止に!
再出店だけでなく、ヤフーショッピング開設ができなくなってしまった。。。
対策
- メーカーの転売規約を確認
- 並行輸入品は「輸入業者」と明記
利益商品の見つけ方 実践的な手法5つ
1. セール品の「期間限定値下げ」を狙う
家電量販店の決算セール(2月・8月)では、展示品が50%オフになることがあります!
仕入れには有用なルートです。
展示品のドライヤー(定価12,800円→6,400円)を10台仕入れ、Amazonで9,800円で販売、完売すると粗利34,000円を獲得したことになります。
2. 店舗独自の「インストアコード」を活用
店舗限定バーコード(インストアコード)商品は、通常価格より30~50%安い場合があります。
たとえばダイソーであっても「地域限定商品」は、他の地域ではプレミア価格で取引されます。
沖縄限定の泡盛ラベルボトル(300円)を東京で1,500円で販売するなどのルートが考えられます。
3. 季節商品の「逆張り仕入れ」
シーズン終了間際に大量在庫を仕入れ、翌年に販売します。
12月26日にクリスマスツリー(定価8,000円→1,000円)を30個仕入れ、翌年11月に5,000円で販売。
利益120,000円を達成できます。
在庫のリスクがありますが、翌年度は余裕を持って動くことができます。
4. 店舗間の「地域価格差」を利用
地方スーパーの地酒(1,500円)を東京の専門店相場(3,000円)で販売する、というような方法です。
配送コストを考慮しても1本あたり1,000円の利益が見込めることも。
5. 返品品・パッケージ傷品を狙う
家電量販店の「返品特価コーナー」は宝の山です。
「箱にキズあり」のBlu-rayレコーダー(定価50,000円→25,000円)を仕入れ、メルカリで40,000円で販売、という形です。
必須ツール4選! 作業効率を3倍に
1. アマサーチ(無料)
商品バーコードをスキャンするだけで、Amazonの価格・ランキング・利益率を瞬時に計算!
ドンキホーテやネットでバーコードをスキャンし、利益率40%以上の商品だけを仕入れる、といったことも可能です。
2. Keepa(月額3,000円)
Amazonの価格推移をグラフ化。最安値・平均価格・在庫数が一目瞭然に。
「過去3か月で価格が2倍になった商品」を特定し、店舗で探すととくに有効です。
3. クロスマ(月額16,280円)
クロスマは、メルカリ・Amazon・楽天などの在庫を自動連携します!
メルカリで売れた商品の在庫を、自動でAmazon・楽天から削除。
売り越しを完全防止すると同時に、受注・出荷を一元管理して大幅時短!
4. Googleマップ(無料)
最適な巡回ルートを作成できる、全員無料で使えるツール。
「ケーズデンキ→ドンキ→ブックオフ」のような効率的なルートを計画し、1日で10店舗を回ります。
また自身の移動実績も記録できるので、見返すことで次回の無駄が省けます。
身近だけど見逃しがちな店舗せどりツールです。
成功者の具体例! 月商20万円も目指せる
ケーススタディ:Kさん(34歳・会社員)
仕入れ先
・ヤマダ電機のワゴンセール
・ドンキホーテの食品コーナー
販売先
・メルカリ(70%)
・Amazon(30%)
ツール
・アマサーチ
・クロスマ
週間スケジュール
月曜:価格リサーチ(2時間)
水曜:仕入れ(3店舗・4時間)
金曜:出品・在庫管理(2時間)
土曜:発送作業(2時間)
利益の内訳
家電アクセサリー:粗利40%
期間限定食品:粗利60%
地域限定雑貨:粗利80%
成功のポイント
・購入時3,000円以下の商品で、回転率を重視したそうです。
・1商品あたりの利益は500円でも、月100個売れば50万円になる! コツコツと継続することが大事とのこと!
要注意店舗リスト 避けるべき場所
利益率が高そうに見えても、無許可販売は禁止されていることもあります。
商標や自社の権利を大切にしていたり、転売対策をしていたりします。
下記のようなショップからの転売はNGです。
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ノジマ:転売撲滅宣言を掲げ、監視カメラで購入者を記録しているそうです。
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ディズニーリゾート:転売業者の出入り禁止措置を実施。転売もNGとされています。
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無印良品:同一商品の大量購入でアカウント停止事例があります。
もし間違えて転売購入しそうになったら!?
- 店頭の「転売禁止」貼り紙を確認
- 1回の購入は3個までに抑える
- レシートの保管(税務調査対策)
まとめ 3原則はまもりましょう!
合法性の確保
古物商許可を取得し、規約違反商品を避けましょう!
商品ジャンルにより販売に許可や申請がいるものもあります
食品、コンタクトレンズなどの医療機器、肌に触れる化粧品などは要注意。
データを活用した仕入れ
ツールを活用し、利益率を高めましょう!
発送の手間も、FBAなどの外部倉庫を活用すればカットできます。
どこに時間がかかっているの?
どこにお金がかかっているの?
といった点を、常に監視しておきましょう。
多販路展開
商品ジャンルにより、売れやすいモール、売りやすいキャンペーンがあります。
多販路展開は大切ですが、在庫切れの売り越しにはどのモールでもペナルティが発生します。
クロスマを活用すれば、出品したその時点から自動で在庫連携。
売り越しの予防をしながら時短が可能です!
店舗せどりは「宝探し」のような面白さがありますが、リスク管理と効率化が不可欠です。
まずは近所のドラッグストア、ディスカウントストアなどで500円以下の商品から始め、徐々に範囲を広げてみましょう。
適切なツールを使えば、本業と両立しながら月10万円の副収入も十分可能です!