ECサイトで売上を伸ばそうとしているとき、必ず直面するのが売上管理ですね。
特に複数のモールを運用している事業者にとって、正確な粗利計算は事業の生命線。
「粗利管理が大事」と教わっているのに、実際はエクセルやスプレッドシートで手作業。。。
そんな状況から脱却する方法をお伝えします。
目次
複数モール展開時の売上管理が難しい理由
ECモールが抱える根本的な問題
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要ECモールには、共通する大きな問題があります。
それは仕入れ値の項目がないことです。
各モールが提供する売上レポートには、販売価格、手数料、送料などの情報は含まれていますが、肝心の仕入れ値は、ツールを導入するか自分で管理する必要があります。
つまり、モールの標準機能だけでは粗利計算ができないのです。
複数モール運営で発生する課題
まずは、複数のモールを運用している場合の課題を整理してみましょう。
複数のモールで同じ商品を販売する場合、こんなお悩みが発生しがち。
在庫管理の複雑化
楽天で1個売れたら、Yahoo!ショッピングとAmazonの在庫も1個ずつ減らす必要があります。
これを手作業で行うと、売り越しや売り逃しが頻繁に発生します。
これだけでも手間なのに、利益管理のために売れるたびにスプレッドシート追記、というのは人的コストがかかりすぎてしまいます。
価格調整の手間
各モールで価格改定を行う際、手数料率の違いを考慮して個別に価格を設定する必要があります。
さらに、セールイベントやポイントアップイベント、クーポン利用価格など、様々な価格変動を考慮する必要があります。
データの分散
各モールの売上データが分散しているため、全体の売上状況を把握するのが困難です。
エクセル・スプレッドシート管理の限界
では、ネットショップを運営している他の事業者は、どのようにして売上管理をしているのでしょうか。
手作業による管理の問題点
営業活動をしていてヒアリングをよくするのですが、エクセルやスプレッドシートで売上管理を行っている事業者が多く、そしてこれには深刻な問題があります。
同時編集がNG
エクセルは基本的に複数人での同時編集ができないため、最新の情報を共有するのが困難です。
複数の人が同じファイルを操作しようとすると、順番待ちが発生してしまいます。
Googleが提供するスプレッドシートは共同作業ができます。
データ処理能力の限界
商品数が増加すると、動作が重くなり、効率的な編集作業が困難になります。
これはエクセルでもスプレッドシートでも同様です。
商品数の増加、管理している年月の経過によって重くなっていきます。
入力ミスのリスク
手動入力による記入漏れや計算ミスが発生しやすく、データの信頼性が損なわれる可能性があります。
CSVのコピー&ペーストであっても、CSVをエクセルで開くことで、列分割・文字コード違い・などを手動で変更する手間が発生します。
EC売上管理ツールの比較
これらのお悩みを解消するために、売上管理ができるツールが多数あります。
どんなツールが、どんな悩みに最適なのでしょうか。
いくつか抜粋して紹介します。
主要な売上管理ツールの特徴
EC事業者向けの売上管理ツールにはいくつかの選択肢があります。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
Amazon特化ツール
プライスター、セラースケット、マカド!などは、Amazon販売に特化した機能を提供しています。
価格改定やサンクスメール機能は充実していますが、複数モールの一元管理には対応していません。
一元管理システム
ネクストエンジンやTEMPOSTARは、複数モールの管理に対応していますが、主に受注管理や在庫管理に重点が置かれています。
クラウド型販売管理
フリーウェイ販売管理などは低価格で利用できますが、EC特化の機能は限定的です。
クロスマが実現する完璧な売上管理
ネットショップ限定で、かつ利益計算をしっかり行いたい場合、
- 仕入れ値が入力できる
- 手作業での入力がいらない
- 売れたら自動で計算
- 特定のモールだけではなく、全サイト対応
という機能があるツールをお探しだと思います。
手間削減に特化した機能
クロスマは、EC事業者の運営を完全自動化するために開発されたツールです。
特に売上管理において、他のツールにはない独自の機能を提供しています。
自動粗利計算
各商品の仕入れ値を登録することで、売上から仕入れ値、モール手数料、送料、その他経費を自動で差し引いた粗利を計算します。
この計算は、利益額 = (売上金額 – 仕入れ値 – モール手数料 – 送料 – その他経費)の公式に基づいて行われます。
グラフ機能による可視化
売上推移、モール別売上、決済方法別売上、出荷元別売上などを、分かりやすいグラフで表示します。
これにより、データの傾向を瞬時に把握できます。
他にはない機能です。
複数モール対応の強み
クロスマの最大の特徴は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、auPAYマーケット、メルカリShops、Qoo10などの複数モールを一元管理できる点です。
2クリック出品
Amazonの商品情報を取得して、その情報をもとに他のモールに出品できます。
商品説明文や画像も各モール用に自動で生成されるため、手作業は不要です。
商品情報取得、出品、という2クリックで、出品作業が完了します。
価格・在庫の自動連携
どのモールで商品が売れても、他のモールの在庫数が自動で更新されます。
また、Amazonの価格変動に合わせて、他のモールの価格も自動調整されます。
特許技術による差別化
クロスマは、クロスマが取得した独自の特許技術を活用して他社との差別化を図っています。
モールごとの出品禁止商品・販売許可必須商品の自動判別・アラート機能や、Amazonランキングに基づく在庫連動機能など、独自の機能を提供しています。
まとめ:売上管理自動化で事業成長を加速
複数のECモールで事業を展開する際、手作業による売上管理では限界があります。
特に利益計算は事業の成否を左右する重要な要素でありながら、多くの事業者がエクセルやスプレッドシートの作業が発生してしまっています。
クロスマのような専門ツールを活用することで、売上管理の完全自動化が実現できます。
グラフ機能による可視化と自動粗利計算により、データに基づいた正確な経営判断をして、売上管理も効率化していきましょう。
売上管理の自動化は、単なる作業効率化にとどまりません。
正確な粗利把握により、仕入れ戦略の最適化や価格戦略の見直しが可能になり、結果として事業の成長を加速させる基盤となります。