Amazonは、主に総合オンラインストアを展開する全世界の人々が利用しているサービスです。
しかし「実際にAmazonで購入したことはあるけれど、出店をしたことはない」という人も多いのではないでしょうか？
今回はAmazonへの出店の方法を1から解説するとともに、出店にかかる費用なども合わせて紹介します。
さらに、ECサイトを円滑に運営することができる『クロスマ』についても紹介しますのでぜひ参考にしてください。
目次
1.Amazonへの出店の方法
Amazonへ商品を出品するためにはまず、Amazonに出店が必要です。
Amazonへは、法人・個人関係なく誰でも簡単に出品ができます。
また、海外のAmazonにもAmazonグローバルセリングに登録することで出店が可能です。
Amazonへの出店の流れは、以下の4ステップです。
①Amazon出品用アカウントを作成する
出典：Amazon
まずは、Amazon出品用のアカウントの作成をしましょう。
普段Amazonでの買い物で利用するアカウントとは異なるものです。
すでにお持ちのアカウントを使いたい場合は「セラーセントラルにログイン」より登録してください。
Amazonアカウントの作成には以下の情報が必要です。
- 行政機関発行の顔写真付きの身分証明書
- 銀行またはクレジットカード会社より過去180日以内に発行された取引明細書
- Eメールアドレス
- 電話番号
- クレジットカード
- 銀行口座番号（Amazonから売上金を受け取る口座）
出典：Amazon
本人確認書類は、運転免許証及びパスポートのどちらかをお使いください。
また、取引明細書としては以下が利用できます。
- 口座残高証明章
- 預金通帳の取引明細書
- インターネットバンキング取引明細書
- クレジットカード利用明細書
登録して審査後、実際にAmazonへの登録が完了となります。
②出品者プロフィールを設定
出典：Amazon
次に、Amazonへ出品するために必要となる個人情報を入力します。
必要となる情報は代表者連絡先、所在地、店舗名、銀行口座情報などです。
③出品商品の登録
出典:Amazon
そして、実際にAmazonに出品する商品を登録していきます。
「セラーセントラル」タブから出品登録をしましょう。
商品名や商品画像や紹介画像、値段などを付け、実際にAmazonのモールに登録します。
④注文を受けた商品の発送
出典:Amazon
最後に、Amazonで注文を受けた商品を発送します。
発送は、以下の5ステップです。
- 注文確定メールが設定メールアドレスに届く
- 納品書の印刷をする
- 商品の梱包をする
- 商品の発送をする
- 出荷通知を行う
基本的には以上の5ステップをAmazonの管理画面上で行い、簡単に出品することができます。
また、FAB(フルフィルメント by Amazon)を利用することでAmazonに一連の流れを委託することもできます。
FBAは、Amazonの配送ネットワークを使うことで、出品者のビジネス成長を支援するサービスです。
商品の保管や配送、カスタマーサービスなどを任せることができます。
Amazon出品アプリからも出品可能
出典：Amazon
Amazonは「Amazon出品アプリ」からも商品の出品、注文の処理や売上の分析などをすることができます。
出先でも対応できるため、出品者登録後ダウンロードしておくと良いでしょう。
2.Amazon出店の料金・手数料
Amazonで出店する際にかかる料金や差し引かれる手数料について解説します。
主に、以下のような費用がかかります。
出品プランにかかる料金
Amazonには、以下の2種類の出品プランがあります。
- 大口出品
- 小口出品
小口出品は100円/商品から出品することができ、商品を気軽に出品することができます。
一方、大口出品は4900円/月で出品することができます。
Amazon内で、毎月多数の商品を出品をする人向けのプランとなっています。
分析ツールやレポートなども取得できるため、販売状況の改善や売り上げ向上に繋げることができます。
Amazonで毎月50点以上出品する場合は、大口プランの方がお得に利用できます。
各プランの詳しい違いについては以下をご参照ください。
出典:Amazon
販売手数料
Amazonでは、販売手数料が2種類あります。
⑴商品カテゴリー別販売手数料
商品カテゴリー別販売手数料は、商品が売れた際にかかる販売手数料です。
基本的に全ての商品に対してかかる費用であり、大口出品でも小口出品であっても販売手数料は変わりません。
しかし、販売手数料はAmazonで出店した商品カテゴリーによって異なります。
- 販売手数料8％：パソコン・周辺機器、カメラなど
- 販売手数料10％：カー&バイク用品、おもちゃ&ホビー、スポーツ&アウトドア用品など
- 販売手数料15％：本、TVゲーム、DIY用品・工具など
詳しいカテゴリーごとの販売手数料はAmazon公式サイトにて確認が可能です。（出典：Amazonカテゴリーごとの販売手数料）
⑵カテゴリー成約料
カテゴリー別成約料とは、Amazonにて本やDVDなどの特定のカテゴリーで販売した場合にのみ発生する手数料を言います。
販売手数料とは別に発生する費用であり、商品が売れるごとにカテゴリー別成約料が発生します。
Amazonのカテゴリー別成約料は、以下のカテゴリーに属する商品を出品した際に費用がかかります。
- 本：80円
- CD / レコード：140円
- DVD：140円
- ビデオ（VHS)：140円
⑶FBA(フルフィルメント by Amazon)にかかる手数料
出典：Amazon
FBAは、Amazonの配送ネットワークを使うことで、出品者のビジネス成長を支援するサービスです。
商品の保管や配送、カスタマーサービスなどを一任できるため、非常に便利であると評判を得ています。
FBAを利用する場合、以下の手数料がかかります。
- 在庫保管手数料
- 長期在庫保管手数料
- 配送代行手数料
- 納品不備受領作業手数料
- 返送/所有権の放棄手数料
- 購入者返品手数料
商品サイズや商品の種類によってかかる手数料が異なります。
詳しい手数料に関してはこちらをご参照ください。
配送料
Amazonで出典する場合、配送料に関しても販売方法により手数料が異なります。
⑴通常自己発送の場合
大口商品プランの出品者は、独自の配送料を設定することができます。
ただし、以下のように本、ミュージック、ビデオ、DVD商品は除きます。
選択した商品のカテゴリーと配送地域により配送料が決定されます。
出典:Amazon
また、小口出品プランの出品者は、以下のように全商品に対してAmazonが設定した配送料が適用されます。
そのため、販売利益を確保できるように配送料を考慮して商品価格を設定する必要があります。
出典:Amazon
詳しい配送料についてはこちらをご参照ください。
⑵FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用する場合
FBAを利用して商品を配送する場合、最大寸法・重量によって配送料が変わります。
細かく区分が設定されており、商品によって異なるため、出品前に確認するようにしましょう。
詳しい配送料についてはこちらをご参照ください。
3.手間をかけたくない人にはクロスマがおすすめ
前章でAmazonの出品方法や出品時にかかる料金や手数料について解説しました。
多くのユーザーにアプローチでき、簡単に出品することができることが特徴のAmazon。
しかし、商品ごとに手数料が違ったり発送方法に決まりがあったりと複雑なこともあります。
さらに、複数のサイトを運営している場合はより複雑になり、管理が追いつかないことも.あるでしょう。
ECサイト管理ツールを利用しよう
在庫管理や出品に手間をかけずに利用したい場合はECサイト管理ツールを利用することをおすすめします。
ECサイトを一括で管理することができるため、複数のサイトを介して商品を出品している人に特におすすめです。
複数のサイトを運営している場合に起こる「複雑になり管理が追いつかない」という悩みも解決してくれます。
ECサイトへの出品におすすめのサービスは『クロスマ』
今回、当記事で比較したAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングを一括で管理することができます。
『クロスマ』は以下のような機能を使うことができます。
それぞれ解説していきます。
⑴複数モールの在庫、受注、商品、売上管理を一元化
在庫調整ルールを設定することにより10〜20分間隔で在庫数を各モールの在庫を自動調整。
『クロスマ』を利用することで、在庫切れによる注文キャンセル、販売機会の損失等のトラブルを防止することができます。
⑵ワンクリックで情報を取り込み、簡単に商品ページを作成
Amazonから商品データをワンクリックで取得することができ、各モールへ出品することができます。
取り込んだデータは自由に編集することができ、各モールで出品規制のかかっている商品を自動で除外して取り込む機能もあり、安全な利用が可能です。
『クロスマ』を利用することで、出品作業の工程を短縮でき、より生産性の高い業務に時間を割けるようになります。
⑶受注時の出荷依頼やメール送付などをすべて自動化
『クロスマ』では、受注、発送完了、キャンセルメッセージのテンプレート化をすることでメールの配信を自動化しています。
FBA(フルフィルメント by Amazon)、ヤマトフルフィルメントへのマルチチャネル依頼は自動で処理することもできます。
⑷受注して在庫が減った際、全店舗の在庫数を自動変更
在庫数が0になった商品は自動で商品ページが非表示になる設定ができます。
在庫連動の初期設定をすれば、あとはツールが24時間自動で各モールの在庫数を調整してくれます。
『クロスマ』は、忙しくて在庫管理の時間が取れない人に特におすすめです。
『クロスマ』は提携ECサイトぐんぐん拡大中
『クロスマ』では提携モールや提携サイトをぐんぐん拡大中です。
今回記事の中で比較した主要ECサイトはもちろん、Amazonやヤマト運輸などと提携しフルフィルメントサービスも取り扱っています。
『クロスマ』はシンプルで低価格な料金プラン
『クロスマ』は、従量課金ではなく月額14,800円〜で利用可能です。
受注数が月間600件を超える場合、多くのツールより安価にお使いいただけます。
※出品上限1,000SKUまで SKU追加プランあり
4.Amazonで出品するメリット
Amazonで商品を出品するメリットは以下のとおりです。
それぞれ見ていきましょう。
Amazonブランドの信頼性や安心感
出典:Amazon
Amazonは全世界で3億人以上のユーザーを持っており、その分信頼して買い物ができます。
また、ユーザーの多さはその分集客につながり、顧客母数が多い分出品している商品が売れやすくなるという点もメリットです。
Amazonはカスタマーサービスが充実
Amazonは、数あるECサイトの中でもカスタマーサービスが充実していることが特徴です。
昼夜問わず、電話やメールでカスタマーサポートに問い合わせができます。
また、出品者支援サービスであるFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用すればお客様への対応を一任することができるため、時間がなく事業に忙しい人にもおすすめです。
簡単な出品登録
Amazonの出品登録はフリマサイトのように管理画面で簡単に出品登録を行うことができます。
サイトや商品のページを1から作る必要がないため、気軽に出品しやすいです。
また、上記で述べた通りカスタマーサービスやFBAのようなサポートサービスが充実しているため、初めてネットに出店する人でも安心です。
5.Amazon出店のコツ
以下のようなコツをつかむことで、Amazonでの出店をより上手く行うことができます。
それぞれ解説していきます。
タイムセールやクーポンの提供する
出典:Amazon
Amazonでは、タイムセールやクーポンのようなプロモーションを利用することで、出店した商品の売上を大きく伸ばすことができます。
さらにAmazonには、購入割引・配送料無料・1点購入でもう1点プレゼントの3種類のプロモーションがあります。
Amazonのレポートや統計を参考に、ユーザーに合わせた適切なプロモーションが売上を伸ばすコツです。
スポンサー広告の利用
Amazonは、ユーザーへのリーチを広げるために、出品した商品に対し広告を付与することが可能です。
広告をうまく利用することで出品した商品の売上を大きく伸ばすことができます。
Amazonには、以下3つの広告があります。
⑴スポンサープロダクト
出典:Amazon
出品されている商品の1つ1つの広告で、ユーザーへの商品の表示率を高めることが可能です。
こちらの広告は検索結果や商品の詳細を確認する際に表示され、従量制の料金体系であり、クリック数で課金されます。
⑵スポンサーブランド広告
出典:Amazon
ブランドと商品のポートフォリオの表示率を高める広告です。
ブランドのロゴや自分でカスタムした見出しが検索結果に多く表示されます。
⑶Amazonストア
出典:Amazon
Amazonストアのランディングページに表示させることのできる広告です。
ユーザーの表示率の高いランディングページはユーザーの購買意欲を高めます。
ショップの世界展開
出典:Amazon
Amazonではショップを「Amazonグローバルセリング」に登録することで、世界中のAmazonストアに対して商品を出品することができます。
顧客母数が増えることにより、より多くのユーザーへのリーチに繋がります。
Amazonグローバルセリングの詳細はこちらからご参照ください。
6. Amazonと他社ECサイトの比較【楽天・Yahooショッピング】
Amazonと他ECサイトを比較します。
今回は日本国内で多くのユーザーを持つ、以下の３つのECサイトを取り扱って比較します。
- Amazon
- 楽天
- Yahoo!ショッピング
今回以下の表でそれぞれ比較しました。
出店するサイトを比較する際に参考にしてください。
なお、売り上げを上げるために複数のモールに出品することもおすすめです。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
| 項目 | Amazon | 楽天 | Yahoo！ |
| ポイント | Amazonポイント | 楽天スーパーポイント | Tポイント、PayPayポイント |
| 会員数 | 3億人(リーチ) | 1億3,000万人 | 8600万人／月 |
| 売上高 | 30兆円 | 5兆円(年間国内EC流通総額) | 1万6000億円 |
| 販売手数料 | 販売代金の6%〜45% | 出店プラン毎に適用料率が異なる | 0円 |
| 最低販売手数料 | 0円〜30円 | 出店プラン毎に適用料率が異なる | 0円 |
| 初期費用 | 100円/ 商品 or 4900円/ 月〜 |
19500円〜100000円 （踏力料や手数料にも影響） |
0円 |
| 月間登録料 | ・大口出品： 月額4,900円 （出品中の商品がある場合） ・小口出品： 登録料なし |
出店プラン毎に適用料率が異なる | 0円 |
| 商品レビュー | ◯ | ◯ | ◯ |
| 運営会社 | アマゾンジャパン合同会社 | 楽天グループ株式会社 | ヤフー株式会社 |
| アフィリエイト手数料 | 月額16万円+前月分売上合計 の0.3%（税別） |
楽天スーパーアフィリエイトシステム （詳細はこちら） |
30% |
| 出品援助 | ◯ | ◯ | △（分析ツールや統計情報はあり） |
他のECサイトと比較した際に、Amazonは世界中のユーザー約3億人に対して気軽にアプローチできる点が強みです。
広告やクーポン、タイムセールなどのプロモーションなどをうまく活用することで大きな売上が期待できます。
さらに、Amazonはカスタマーサービスが充実しており、お客様とのトラブルや商品の不具合などに対してスムーズに対応してくれます。
＊世界中のユーザーに対し出品する場合はグローバルセリングへの登録が必要です。
海外のストアに出品するグローバルセリングはこちらから
出典：Amazon
さらに、出品の簡単さやFBA(フルフィルメント by Amazon)のような専門の出品者へのサポートもあり、特にECサイト初心者に対しておすすめです。
効率的で信頼性の高いフルフィルメントサービスを利用することでお客様からの満足度を向上させることができます。
7.Amazonへの出店に関するよくある質問Q&A
Amazonへの出店について、以下のよくある質問について回答していきます。
- Amazonへの出店方法は？
- Amazonで出品するメリットは？
- Amazonの店舗を管理する時間がないんだけどどうしたら良い？
- FBA(フルフィルメント by Amazon)って便利なの？
- おすすめのECサイト管理ツールはある？
それぞれ解説していきます。
Amazonへの出店方法は？
Amazonへの出店の方法は以下の4ステップです。
- Amazon出品用アカウントを作成する
- 出品者プロフィールを設定
- 出品商品の登録
- 注文を受けた商品の発送
Amazonへ商品を出品するためにはまず、Amazonに出店が必要です。
法人・個人関係なく誰でも簡単に出品ができます。
Amazonで出店するメリットは？
Amazonで出店するメリットは、以下のような点です。
- Amazonブランドの信頼性や安心感
- Amazonはカスタマーサービスが充実
- 簡単な出品登録
AmazonはカスタマーサービスやFBAのようなサポートサービスが充実しているため、初めてネットに出店する人でも安心です。
Amazonの店舗を管理する時間がないんだけどどうしたら良い？
忙しくて店舗を管理する時間がないという人にはFBA(フルフィルメント by Amazon)がおすすめです。FBAを利用することで在庫管理から出品、レポート・統計データ管理までAmazonに一任することができます。
FBAは以下のような仕組みです。
- Amazonに対して商品在庫を発送し、受領され次第販売できるようになる
- 注文を受けるとAmazon側で商品を梱包し、直接出荷
- 売上金を2週間おきに出品者様にお支払い
- Amazonカスタマーサービスが万一お客様からの問い合わせ、返品、返金があった場合に対応
FBA(フルフィルメント by Amazon)って便利なの？
上記で紹介したように、一連のECサイトの運営を一任することができます。それだけでなく、Amazonの質の高いカスタマーサービスを密に受けることが可能です。
さらに、自動的にAmazonプライムの対象商品への適用、国内配送料無料などの特典を受けることができるため便利です。
8.さいごに｜Amazonへの出店に関するまとめ
Amazonの出品には、Amazonモールへの出店が必要です。
Amazon出店の流れは以下の4ステップです。
- Amazon出品用アカウントを作成する
- 出品者プロフィールを設定
- 出品商品の登録
- 注文を受けた商品の発送
また、在庫管理や出品に手間をかけずに利用したい場合はECサイト管理ツールを利用することをおすすめします。
中でも『クロスマ』はECサイトを一括で管理することができるため、複数のサイトを介して商品を出品している人に特におすすめです。
Amazonへ出店し本格的に運用していきたい方は、一度『クロスマ』の公式サイトから資料を確認してみましょう。
