【2023年最新版】国内で人気のECモール6社を徹底比較!種類や特徴も紹介

国内では、3大ECモールの楽天・Yahoo!ショッピング・Amazonが多くのシェアを占めています。

しかし、ECモールはこれら以外にも複数あるため、どこに出店すれば良いのか迷ってしまう方もいるでしょう。

国内のECモールを比較したうえで出店先を決めたい
国内のおすすめのECモールを知りたい
出店すべきECモールがどれかわからない

このような疑問をお持ちの方に向けて、本記事ではECモール6社の比較や、出店時のメリット・デメリットについて紹介します

本記事を読みECモールを比較することで、どのECモールに出店するかを決められるでしょう。

さらに記事内では複数のECモールに出店できるツールもご紹介するため参考にしてください。

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1. ECモールの種類を徹底比較!まずは基礎知識から

そもそもECモールとは、Web上のショッピングモールのことで、「テナント型」と「マーケットプレイス型」の2種類にわけられます。

どのECモールの種類が自社に適しているかの判断材料として、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します。

ECモール種類比較① テナント型

「テナント型」は、他社が運営するプラットフォームに出店するECモールのことです。

代表例には、楽天やYahoo!ショッピングなどのサービスが挙げられます。

テナント型は、ショッピングモールのようにECモールのテナントへの出店と考えるとイメージしやすいでしょう。

さらに、テナント型のメリットとデメリットは以下のとおりです。

テナント型のメリット

テナント型では商品ページやストアページを作り込めるため、比較的カスタマイズ性に優れていることです。

ブランディングや競合サイトとの差別化がしやすいといえるでしょう。

 

テナント型のデメリット

テナント型のデメリットは、運営に手間がかかることです。

カスタマイズ性に優れている一方、商品ページやストアページを作成したり、更新したりする必要があるためです。

ECモール種類比較② マーケットプレイス型

「マーケットプレイス型」は、各出品者がプラットフォームを利用して商品を出品するECモールのことです。

テナント型とは違い、マーケットプレイス型には「出店」という概念がないため、ストアページがないのが特徴です。

代表例としてAmazonが挙げられます。

マーケットプレイス型のメリット

マーケットプレイス型は、ストアページやカテゴリページなどを作り込む必要がないため手軽に販売できるのがメリットです。

 

マーケットプレイス型のデメリット

マーケットプレイス型は、ユーザーが出店者を意識して商品を購入しないため、リピーターを獲得するのが困難です。

2. 国内で人気のECモール6社を徹底比較

EC事業を展開したい方には、まず人気のECモールへ出店・出品するのをおすすめします。

なぜなら人気のECモールは、集客力が強く商品を販売できるチャンスが多いためです。

国内で人気のECモールである以下の6社を比較し、出店先を決めましょう。

ECモール6社の比較一覧を以下の表にまとめました。
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ECモール名 Amazon 楽天市場 Yahoo!ショッピング au PAYマーケット Qoo10 ZOZOTOWN
種類 マーケットプレイス型 テナント型 テナント型 テナント型 テナント型 テナント型
流通額 2.53兆円
(2021年)
5兆円
(2021年)
1.69兆円
(2021年)
非公開 非公開 5,088億円
(2022年)
初期費用 無料 60,000円 無料 無料 無料 2,000,000円
月額費用 0円~ 19,500円~ 無料 4,800円 無料
手数料 8~15% 2~7% 無料 4.5~9.0% 6~10% 20%~40%
総出店数 約16万 約5万7千 約120万 非公開 非公開 1,510
出店難易度

出典:Amazon Amazon 楽天 Zホールディングス ZOZO

各ECモールの特徴やメリットを比較した結果を詳しく紹介します。

ECモール➀ Amazon

引用:Amazon

Amazonは、2021年の国内での流通額が2.53兆円(1ドル110円換算)で、大きな規模を誇るECモールです。

その特徴は、マーケットプレイス型を採用していることで、手軽に出品できることから初心者からも人気があります。

メリット 料金プランの小口出品を選択することで、リスクなく出品できる
ストアページ・カテゴリページなど作り込む必要がない
デメリット 1つのカートしか表示されないため、価格競争が激しい
販売手数料が8~15%と高めに設定されている

さらにAmazonの料金プランは、「大口出品」と「小口出品」の2種類があり、出品でかかる手数料や費用は以下の表のとおりです。

初期費用 無料
月額費用 大口出品:4,900円
小口出品:0円
基本成約料 大口出品:0円
小口出品:1商品あたり100円
販売手数料 8~15%
※Amazonデバイス用アクセサリは45%

Amazonは費用をかけずに出品することも可能なため、出品難易度は低いといえるでしょう。

Amazonに向いている人

  • 初期費用をかけずに出品したい方
  • Amazonのフルフィルメントサービス(FBA)を利用したい方

ECモール➁ 楽天市場

楽天市場

引用:楽天市場

楽天市場は、2021年の流通額が5兆円を超えるなど、国内1位の規模を誇るECモールです。

その市場規模の大きさからもわかるように、随一の集客力が魅力で、本格的にEC事業に参入するのであれば出店は必須ともいえるでしょう。

メリット ・随一の集客力で売上アップが期待できる
・ユーザーが楽天ポイントで購入できる
・サポート体制が整っている
デメリット ・出店料や手数料が高い

楽天市場の料金プランは3種類あり、出店でかかる手数料や費用は以下の表のとおりです。

がんばれ!プラン スタンダードプラン メガショッププラン
初期費用 60,000円
月額出店料 19,500円 50,000円 100,000円
システム利用料 3.5~7% 2.0~4.5% 2.0~4.5%

上記に加えて、楽天ポイントの原資やアフィリエイトへの支払いなどの料金も発生します。

さらに月額料金は12ヵ月分・6ヵ月分をまとめて支払う必要があるため、出店時に必要な金額は最低でも294,000円以上です。

この出店費用の高さから、楽天市場の出店難易度は中程度といえるでしょう。

楽天市場に向いている人

  • EC事業に力を入れたい方
  • EC事業の売上アップを目指している方
  • 利益率の高い商材を取り扱っているショップ

ECモール➂ Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピング

引用:Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングは2021年の流通額が1.69兆円と、国内3位のシェアのECモールです。

特徴は初期費用や月額費用が無料なので、費用をかけずに出店できることです。

さらに手数料も安く設定されているため、利益を確保しやすいECモールといえるでしょう。

メリット ・初期費用や月額費用が無料で手軽に出店しやすい
・出店に費用がかからないため初心者にも挑戦しやすい
・決済方法にPayPayが使えるため、PayPayユーザーを獲得できる
・1種類の料金プランでわかりやすい
デメリット ・出店数が多いため、競争が激しい
・管理画面が使いにくい

Yahoo!ショッピングの料金プランは1種類のみで、以下の表のとおりです。

初期費用 無料
月額システム利用料 無料
売上ロイヤリティ 無料

約120万の出店数からもわかるように、Yahoo!ショッピングの出店難易度は低いといえます。

Yahoo!ショッピングに向いている人

  • 初期費用を抑えてECモールに出店したい方
  • ECサイト運営のスキルや知識を身に着けたい方

ECモール➃ au PAYマーケット

au PAYマーケット

引用:au PAYマーケット

au PAYマーケット(旧Wowma!)は2021年度に前年比112%を達成するなど、市場規模を拡大しているECモールです。

流通額や出店数については非公開なため、正確な数字はわからないものの、auユーザーに訴求できるECモールとして注目されています。
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メリット ・2,500万人のauユーザーに訴求できる
・初期費用が無料で、月額料金も4,800円とわかりやすい
デメリット ・出店申請にフリーメールアドレスを利用できない
・販売手数料がやや高めに設定されている

au PAYマーケットの料金プランは1種類のみで、以下の表のとおりです。

初期費用 無料
月額費用 4,800円
決済導入費 無料
成約手数料 4.5~9.0%
ポイント原資 1.0%

成約手数料は出品カテゴリと売上金額によって、4.5~9.0%で変動します。

au PAYマーケットに向いている人

  • auユーザーを顧客に取り込みたい方
  • すでに他のECモールに出店しており、さらに販路を拡大したい方

ECモール➄ Qoo10

Qoo10

引用:Qoo10

Qoo10はユーザーの76%が女性で、10代~30代の割合が69%を占めるなど、若い女性から支持されているECモールです。(出典:Qoo10

したがって、コスメやファッションといった若い女性向けの商材がよく売れています。

メリット 若い女性に訴求できる
初期費用と月額料金が無料なので出店しやすい
越境ECに挑戦しやすい
デメリット ユーザー層に偏りがある

Qoo10の料金プランは1種類で、カテゴリによって販売手数料が変動します。

初期費用 無料
月額費用 無料
決済導入費 無料
販売手数料 6~10%

Qoo10の販売手数料には決済手数料が含まれているので、シンプルでわかりやすい料金設定です。

Qoo10に向いている人

  • 若い女性向けの商材を取り扱っているショップ

ECモール⑥ ZOZOTOWN

ZOZOTOWN

引用:ZOZOTOWN

ZOZOTOWNはアパレル向けのECモールで、商品撮影から商品の発送まで委託できるのが特徴です。

ただし初期費用は200万円、手数料は20〜40%程度必要といわれるほど、費用が高めに設定されています。
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メリット ・多くの作業を代行してくれるため手間がかからない
・ブランディングに役立つ
デメリット ・初期費用や販売手数料が高い

ZOZOTOWNは料金プランを公表していませんが、出店には以下の費用が必要といわれています。

初期費用 2,000,000円
月額費用
売上手数料 20~40%

さらに、ZOZOTOWNは費用の高さもさることながら、審査も厳しくだれでも出店できるわけではありません

出店難易度は紹介した6社のなかで、最も高いといえるでしょう。

ZOZOTOWNに向いている人

  • 知名度や実績のあるアパレルブランド

3. ECモールの比較からわかったメリット3選

ECモールは市場規模の比較からもわかるように、出店することで売上アップが期待できます

それ以外にも、ECモールへ出店するメリットは以下の3つです。

3つのメリットについて詳しく解説します。

メリット① 集客力に優れている

ECモールに出店するメリットは、各ECモールの集客力を利用できることです。

例えば、買い物をするなら楽天やAmazonで購入すると決めている方もいるでしょう。

そのような各モールのユーザーを獲得できるため、複数モールに出店するほど新たな顧客獲得のチャンスが増えます。

メリット② ブランド力がある

ECモールは知名度が高く、集客力に優れているなど、ブランド力の高さが魅力です。

例えば、楽天であれば「野球」や「モバイル事業」など、様々なグループ企業があり知面戸が高いため優れたブランド力を持っています。

ブランド力のあるECモールだからこそ、新たに出店してもユーザーが安心して買い物をしてくれるのです。

メリット③ 出店者向けの支援サービスを利用できる

各ECモールには出店者向けの支援サービスがあります。

例えば、Yahoo!ショッピングであればメルマガを無料で送信できますし、楽天であれば専任コンサルタントが伴走してくれます。

このような支援サービスを受けることで、効率的に売上アップを目指せるのがECモールへ出店するメリットです。

4. ECモールの比較からわかったデメリット3選

ECモールには多数のメリットがある一方で、以下の3つのデメリットもあります。

ECモールの運営を成功させるためには、これらのデメリットをどのように克服するのかがポイントです。

デメリット① 価格競争が激しい

ECモールの特徴として、ユーザーが販売価格を比較しやすいことが挙げられます。

したがって、より安い価格で販売しているほうが売れるため、価格競争が激しくなります。

さらに出店数の多いECモールは競合サイトも多く、価格競争が一層激しくなるので注意しましょう。

デメリット② 差別化が難しい

ECモールのデメリットは、デザインのカスタマイズに限界があるため、競合との差別化が難しいことです。

とくにAmazonのようなマーケットプレイス型であれば、差別化のポイントは価格のみになりがちです。

価格競争に巻き込まれないためには、発送の迅速化充実したカスタマーサポートなど、顧客満足度を高める方法もあります。

デメリット③ 複数モールに出店すると管理に手間がかかる

ECモールは1つよりも、複数に出店するほうが売上の最大化に役立ちます。

なぜなら各ECモールのユーザーに訴求できるためです。

しかし、複数モールに出店すると管理や更新に手間がかかります

例えば、3つのモールに出店すると同じ商品のページが3つ必要ですし、在庫管理も煩雑になります。

複数モールに出店する際に起きる運営する手間を解消してくれるのが『クロスマ』です。

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5. ECモールの運営効率化ツール『クロスマ』がおすすめ

クロスマ

複数のECモールに出店するのであれば『クロスマ』をおすすめします。

なぜなら、以下のような複数モール運営の悩みを解決できるためです。

いくつもの管理画面で操作するのが面倒
在庫の管理が煩雑で、時間がかかってしまう
作業量の増加でリソースが足りず、やりたいことができない

ここでは『クロスマ』の機能や申し込み方法について紹介します。

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クロスマの4つの機能

クロスマ』をおすすめする理由は、以下の4つの特徴的な機能にあります。

これらの機能について詳しく紹介します。

機能① 複数モールの一元管理

クロスマ』は、複数モールの在庫や受注などを一元管理できます。

複数モールに出店すると悩ましい問題は、いくつもの管理画面から作業しなければならないことです。

例えば、Amazonの管理画面から商品情報を登録してから、Yahoo!ショッピングの管理画面で商品登録をするといった具合です。

クロスマ』はこのような無駄な時間の浪費を抑えて、大幅な作業効率の向上をサポートします。

機能② 商品ページを簡単に作成

クロスマ』の便利な機能に商品ページの自動作成があります。

具体的には、ワンクリックでAmazonから商品情報をダウンロードして、他のモール用に商品ページを作成する機能です。

この機能により複数ECモールのデメリットである、作業量の増加を抑制できます。

新商品の各モールへの出品もスピーディにできるようになるでしょう。

機能③ 作業の自動化

クロスマ』は、受注処理やFBAへの出荷依頼などを自動化できます。

受注から出荷までの作業を自動化することで、ミスのない迅速な発送により、顧客満足度の向上にも役立つでしょう。

クロスマ』で自動化できる作業は以下のとおりです。

  • 入金確認
  • サンクスメールの送信
  • モールステータス処理
  • 連携倉庫への出荷指示
  • 出荷完了メールを手動で送付

3モールで計算したところ、自動化によって作業時間がなんと91%も削減できました。

クロスマの特徴

機能④ 各モールの在庫の自動管理

クロスマ』には、複数のECモールの在庫を自動管理できる機能が搭載されています。

例えばA店で商品が売れると、B店やC店など他のECモールの在庫数も変更され、在庫切れなのに商品が売れてしまうといったミスをなくせます。

全店舗の在庫数が自動変更されるので、人手不足の解消にも役立つでしょう。

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クロスマへの申し込み方法

クロスマ』への申し込みは以下の4ステップで完了します。

  • ⑴. 事前準備
    事前準備では各モールの出店審査を申請してください。
  • ⑵. 申し込み
    クロスマ』の申し込みボタンから、必要事項を入力して申し込みます。
  • ⑶. 初期設定・ストア構築
    申し込みが完了すると、『クロスマ』側でアカウントの設定やストアデザイン構築といった初期設定をします。
  • ⑷. 利用開始
    クロスマ』より利用開始を告げるメールが届くと、申し込みが完了です。
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クロスマにかかる費用

クロスマ』の特徴は、月額費用が14,800円と固定な点です。

一般的には、売上や販売数が多くなると手数料も増えがちですが、『クロスマ』なら安心して利用できます。

クロスマ』にかかる費用は以下のとおりです。

クロスマ_費用

ただし、通常プランで取り扱える商品数は1,000SKUまでで、それ以上は追加オプションが必要です。

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6. ECモールを比較する際のよくある質問

ECモールを比較したい方は、どのプラットフォームであればECモールへの出店が成功しやすいかの判断材料を探しているでしょう。

本章では、ECモールを比較する際によくある質問を解説しています

Q1. ECモールの種類を教えてください

ECモールの種類は、「テナント型」と「マーケットプレイス型」があります。

テナント型はデザインのカスタマイズ性があるものの、管理・更新に手間がかかるのがデメリットです。

一方、マーケットプレイス型はストアページがないため、出品しやすいECモールといえます。

2つの特徴やメリット・デメリットの詳細については、本記事1章の「ECモールの種類を徹底比較!まずは基礎知識から」をご確認ください。

Q2. 国内でおすすめのECモールはどの会社ですか?

初めてECモールに出店するのであれば、以下の3大ECモールがおすすめです。

すでに3大ECモールに出店しているのであれば、売上アップのために以下の3つの出店も検討してみましょう。

ただしZOZOTOWNは審査が厳しく、出店難易度が高いので注意してください。

6つのECモールの比較は本記事2章の「国内で人気のECモール6社を徹底比較」にて紹介しています。

Q3. ECモールに出店するメリットを教えてください

4. ECモールに出店するデメリットはありますか?

ECモールに出店するデメリットは、以下の3つが挙げられます。

詳しい内容については本記4章の、「ECモールの比較からわかったデメリット3選」をご確認ください。

さらに、デメリットを解決するためにも運営効率化ツールクロスマ』の活用を検討してみましょう。

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7. まとめ|ECモールを比較した結果、それぞれにメリットがある!

国内でECモールのサービスを提供している会社は複数あります。

今回は、そのなかでも規模の大きな6つのECモールを比較してみたところ、それぞれにメリットがあるとわかりました。

それぞれのメリットをうまく取り入れるためにも、複数のECモールへの出店・出品が重要です。

しかし、複数のECモールに出店するのは作業量を増やす原因となるため、悩んでいる方もいるでしょう。

そのような方は『クロスマ』を活用して、作業の効率化と複数モールへの出店を実現させましょう

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