ネットショップでは魅力的なストアデザインは売上に直結する重要な要素ですね。
また販促イベントを最大限活用するには、テンプレート選びが成功の鍵になっています。
今回はECサイト、モールのストアデザインテンプレートについて紹介します。
目次
Yahoo!ショッピング・楽天市場は新デザインに統合
新ストアデザインの特徴とメリット
Yahoo!ショッピングでは「新ストアデザイン」への移行が完了し、PC・スマホ両対応の見やすく使いやすいレイアウトが標準となりました。
楽天市場も新規出店の場合はトップページが固定に。
新デザインの主な特徴として、ナビゲーションメニューの充実、看板エリアの活用、お知らせ機能の強化が挙げられます。
これらの機能により、ショップ全体の回遊性が大幅に向上し、顧客の購買行動を効果的に誘導できるようになりました。
「5のつく日」などのイベント対応デザインの重要性
Yahoo!ショッピングで毎月5日・15日・25日に開催される「5のつく日」は、PayPay払いで最大4%のポイント還元が受けられる重要な販促機会です。
この期間中は通常時と比較して購買意欲が大幅に高まるため、専用バナーや告知エリアを効果的に配置することが売上向上の鍵となります。
「5のつく日」などの販促イベントに対応したデザイン要素が充実しています。
楽天市場出店者向けにも、バナー提供サービスがあります。
テンプレート付きおすすめ主要カート
無料テンプレートサービス
STORES(ストアーズ)は48種類のテンプレートを全て無料で提供しており、初心者に最も推奨されるサービスです。
全テンプレートがスマホ対応済みで、直感的な操作でカスタマイズが可能なため、専門知識がなくても本格的なネットショップを構築できます。
有料テンプレートサービス
BASEは100種類以上のテンプレートを展開し、5,000円〜25,000円の有料テーマが特に充実しています。
プロのデザイナーやWEB制作会社が作成した高品質なテーマが特徴で、独自の機能も多数搭載されています。
Studio Storeでは2024年に累計7,500件の売買実績を記録し、「コーポレート|企業向け」テーマが最も人気を集めました。
青・白・黒を基調としたシンプルなデザインは、中小企業やスタートアップ企業で幅広く活用されています。
機能特化型サービス
カラーミーショップでは人気テンプレートランキングを公開しており、「Triple」「Classic」「Mighty」が上位に。
特に「Triple」は上級モードでのデザイン編集なしで画像・文章を差し替えられる利便性が評価されています。
Shopifyは世界基準の機能を誇り、無料18種類のテーマに加えて有料テーマも豊富に用意されています。
特にOS 2.0対応テーマは、サイトスピードと3Dモデル対応が標準装備されており、国際展開を視野に入れた事業者に適しています。
2025年最新デザイントレンド
スマホファーストデザイン
2025年のWebデザインでは、スマホファーストが単なる最適化を超えて、モバイル特有のリズムや没入感まで考慮した設計が主流となっています。
普及度95%、重要度10と最高レベルの評価を受けており、すべてのECサイトで必須の考え方です。
AIパーソナライゼーション
AIによるユーザー行動分析と連動したパーソナライゼーション機能が、普及度85%、重要度9の高評価を獲得しています。
ユーザーの好みや行動パターンをリアルタイムで分析し、個人に最適化された情報提供やデザイン調整を可能にします。
アクセシビリティ重視デザイン
高齢者や障害のある人を含むすべてのユーザーが快適に利用できるWebアクセシビリティへの配慮は、普及度90%、重要度10と最高水準の評価を受けています。
色のコントラスト、キーボード操作対応、音声読み上げ対応などが含まれ、より多くの利用者へのリーチが期待できます。
販促イベント対応バナーも重要
効果的なバナーデザインの要素
販促イベント用バナーでは、「期間限定」「○○%OFF」などの文言を白抜きで強調し、濃い背景色とのコントラストにするなど、様々な工夫で目立たせることが重要です。
ピンクやオレンジのグラデーションを活用することで、お得感と親しみやすさを同時に演出できます。
セール告知の最適化
「5のつく日」をはじめとする各種キャンペーンでは、バナーの配置場所と表示タイミングが売上に大きく影響します。
トップページのファーストビューエリアや商品ページの「カートに入れる」ボタン下への配置が特に効果的です。
テンプレート選びの実践ポイント
業種別選択基準
アパレル系ショップでは視覚的インパクトを重視したテンプレートを、食品系では清潔感と安心感を演出するデザインを選択することが重要です。
STORESの「STORY_wood」やBASEの「UNIVERSE」テーマなど、業種特性を活かしたテンプレートの活用が効果的です。
カスタマイズ性の確認
テンプレート選択時は、バナー画像の変更、カラーパレットの調整、フォントの変更などが容易に行えるかを事前に確認することが重要です。
特に季節イベントや販促キャンペーンに合わせた柔軟な変更が可能かどうかが、長期運用の成功を左右します。
モバイル最適化の重要性
現在のECサイト利用者の7割以上がスマートフォンからアクセスしているため、モバイルでの表示品質と操作性を最優先に検討する必要があります。
レスポンシブデザイン対応は最低条件として、スマホ特有のタッチ操作に最適化されたUIが備わっているかを確認しましょう。
まとめ
2025年のストアデザインテンプレート選びでは、販促イベント対応、スマホファーストデザイン、アクセシビリティ配慮が鍵。
無料テンプレートから始めて、売上成長に合わせて有料テーマや専門ツールの導入を検討していきましょう。