自社に在庫を持つ商品と、メーカーから直接発送する商品を同じ店舗で販売すると、在庫や納期の意味が変わります。一括管理で効率化するためには、先に出荷元と例外処理を整理することが重要です。購入者に伝える情報と、社内で管理する情報を分けて考えましょう。
この記事のポイント
確認すべき項目、実務での対応例、再発を防ぐチェックリストを紹介します。
目次
商品ごとに出荷元と在庫責任を決める
自社倉庫、外部倉庫、メーカーを商品単位で記録します。メーカーに在庫があるという情報も、自社へ確保された在庫か、他社と共有する在庫かで販売可能数が変わります。更新頻度、確保の条件、欠品連絡の担当者まで確認しておくと、受注後の認識違いを減らせます。
納期は最短発送と到着予定を分ける
受注締め時刻、メーカーの休業日、出荷準備日数、配送地域を確認します。「通常3日」という情報だけでは、注文当日を含むか営業日かが分かりません。商品ページ、注文確認メール、問い合わせ回答で同じ説明ができるよう、出荷予定の表現を統一します。
混在注文は先に発送方針を決める
同じ注文に自社発送と直送品が入った場合、そろって発送するか、分けて発送するかを決めます。別送する場合は送料負担、梱包数、納品書、発送通知を整理します。受注分割や複数送り状への対応はモールと管理システムによって異なるため、標準機能でできると決めつけず実運用で確認します。
確認のコツ
別送にするか迷う注文は、送料と到着日を並べて比べましょう。
発送通知は実際の荷物に対応させる
一部商品の出荷で注文全体を発送済みにすると、未出荷分が見えにくくなります。出荷済み商品、残りの商品、追跡番号、出荷日を対応させます。メーカーから番号が来た時点と、実際の引き渡し時点が異なることもあるため、どの状態で通知するかを合意しておきます。
例外処理を自動出荷から外す
住所不備、納期の長い商品、決済確認中、ギフト指定、受注後の変更などは確認待ちにする条件を作ります。自動化はすべてを同じ処理に流すことではありません。通常注文を円滑に処理し、判断が必要な注文を担当者へ渡せる形が現実的です。
連携ツールを選ぶときのテスト項目
同一注文の複数出荷元、部分発送、キャンセル、追跡番号、メール、モール側ステータスを一続きで確認します。クロスマを利用する場合も、商品管理画面の配送方法と実際の発送経路を照合し、対応範囲をサポートへ確認します。実受注の複製や送信を伴うテストは、関係者と条件を決めて実施しましょう。

実務例:自社在庫1点と予約の直送品を同時に買われた場合
先に出せる商品と納期待ちの商品を区別します。別送条件や追加送料が商品ページの説明と整合しているかを確認し、注文全体の状態と各荷物の状態を対応表で管理します。メーカーへの依頼だけで出荷完了とせず、引き渡しと追跡情報を確認します。
運用チェックリスト
- 出荷元と在庫確保条件を確認した
- 締め時刻・休業日を納期へ反映した
- 別送時の送料と通知方針を決めた
- 未出荷分が一覧で分かるようにした
よくある質問
メーカー直送なら在庫管理は不要ですか?
必要です。共有在庫の更新や確保条件を把握し、販売可能数と納期を管理する必要があります。
まとめ
まず現状を整理し、対象商品・担当者・確認結果を記録して運用を整えましょう。複数モールでは、商品情報、在庫、受注、出荷のつながりを確認することが、効率化の土台になります。






