AmazonでEC販売を効率的に行うため、Amazonカタログの利用を考えている出品者の方もいらっしゃるでしょう。
ただ、「カタログ作成のやり方がわからない」「条件や料金が知りたい」といった理由から、、利用に踏み出せていない方も多いのではないでしょうか。
本記事では新規でAmazonカタログを作成したい方のために、登録の手順や注意点についてわかりやすく解説しています。
これからAmazonカタログを利用した出品をお考えの方は、ぜひ本記事の内容を活用してみてください。
目次
1.Amazonでカタログを作成する手順
出典:Amazon
Amazonカタログを作成する手順について、この記事に記載の通りに行えば初心者の方でも作成できるようわかりやすく解説します。
まず、Amazonカタログ作成にかかる料金についてですが、商品を登録し、カタログを作成すること自体に料金はかかりません。
出品者用のアカウントを作成すれば、誰でも無料で作成することができます。
ただし、出品自体は有料であり、以下の費用が必要となりますのでご注意ください。
- 1ヶ月に販売する予定の商品数が49点以下の場合は「小口出品」のプランにあたり、100円/1商品の費用がかかる
- 1ヶ月に販売する予定の商品数が50点以上の場合は「大口出品」のプランにあたり、4,900円/月の費用がかかる
Amazonで出品する場合、必ずどちらかのプランを選択する必要がありますので、その点はご理解ください。
その上で、Amazonカタログは以下の5つの流れで作成します。
- ①セラーセントラルにログイン
- ②カテゴリーを選択
- ③商品コードの入力
- ④出品情報を入力
それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。
手順➀セラーセントラルにログイン
Amazonカタログを作成するにあたり、まずはセラーセントラルにログインしてください。
また、この画面は頻繁に使用しますので、ブックマークしておくと便利です。
手順②カテゴリーを選択
次に、カタログに掲載したい商品のカテゴリーを選択します。
最初に、セラーセントラル画面の左上にある三本線(ハンバーガーメニュー)をクリックします。
出てきた項目の中にある「カタログ」を選択し、さらに「商品登録」のメニューをクリックします。
カタログ検索の画面になりますので、検索バーの下にある「Amazonで販売されていない商品を追加します」をクリックしてください。
画面が切り替わると、Amazonカタログに掲載する商品のカテゴリーの選択肢が表示されますので、適切なものを選択します。
手順③商品コードの入力
次に、商品コード(JANコード)の入力を行います。
商品コードの入力は、JANコードの有無によって方法が違いますので、以下を参照にしてください。
①JANコード有り
JANコードが有る場合は、製品コード画面の指示に従い、商品コードの項目の左の枠にJANコードを入力し、右の枠にはEANを選択します(海外ではEANコードと名称が異なるためです)。
②JANコード無し
JANコード無しでAmazonカタログ作成を行う場合、「製品コード免除」の手続きが必要になります。
セラーセントラル画面の右上のヘルプをクリック、検索窓に「製品コード免除」と入力し、最初にヒットした「製品コード免除の許可-申請方法」の項目をクリックしてください。
次に「製品コード免除の申請はこちらから送信してください」をクリックし、必要項目を記入してAmazonへ送信することで申請が完了します。
必要項目で入力したブランド名と、ECから出品する際のブランド名が一致していないと出品できないため、必ず一致させるように入力しましょう。
手順④出品情報を入力
次に、商品に関する各種出品情報を入力します。
入力必須項目と任意項目に分かれていますので、それぞれ見ていきます。
①入力必須項目
入力必須になるのは、以下の2つの項目です。
- メーカー希望価格
- 最大注文個数
メーカー希望価格は、希望する販売価格を記入します(後述するカタログ作成する際の注意点も併せてお読みください) 。
②任意項目
以下の7つの項目は任意で入力してください。
- 出荷作業日数
- 商品の入荷予定日
- ギフトメッセージ(ギフト梱包)
- 配送パターン
- 販売開始日
- TAXコード
- フルフィルメントチャンネル
「出荷作業日数」「商品の入荷予定日」「販売開始日」「TAXコード」の項目は、特別な理由がない限り空欄のままで問題ありません。
「配送パターン」「フルフィルメントチャンネル」の項目は、デフォルト設定のままでOKです。
「ギフトメッセージ(ギフト梱包)」に関しては、基本的にチェックを入れておいた方が、サービスの観点から良いでしょう。
Amazonセット商品の場合
ここまでは、単品の商品に関するカタログ作成の手順をお伝えしました。
Amazonカタログにセット商品を掲載する場合についても、2つの要点を解説します。
①ブランド名をノーブランド品にする
セット商品をAmazonカタログに掲載し、販売するには、ブランド名を「ノーブランド品」として登録しなければなりません。
「ノーブランド品」にすることで、Amazonでの商品販売に必要なJANコードが不要となり、Amazonカタログでセット商品を販売できるようになります。
②製品コード免除申請を行う
ブランド名を「ノーブランド品」にするには、「3.商品コードの入力」の章の「2.JANコード無し」の項目でお伝えした、「製品コード免除申請」の手続きを行う必要があります。
「2.JANコード無し」の項目で記述した手順で「製品コード免除申請」を行い、ブランド名を「ノーブランド品」にしましょう。
Amazonカタログ作成に関するツール
有志の企業が、Amazonカタログ作成で使える支援ツールを作成してくれています。
ネット上には、Amazonの新規カタログを一括作成してくれるWebアプリ、Amazonでの売上拡大支援ツールといったものがあります。
導入には費用がかかりますが、カタログ作成の時間と労力を省きたい方なら、活用してみるのもよいでしょう。
ここでは、代表的なツールを2つ紹介します。
1.Picaro.AI
引用:Picaro
Picaro.AIは、ChatGPTを搭載したAmazon売上拡大支援ツールです。
主な機能は、「カタログ作成」「商品レビュー分析」をAIによって行います。
カタログ作成にかかる時間を大幅に短縮できたり、商品レビュー分析を自動化することで迅速な顧客ニーズへの対応ができたりと、作業の負担を減らすことができるでしょう。
2.Amazon 新規カタログ 一括商品登録 効率化 ウェブアプリ
引用:ランサーズ
このツールは、商品の一括登録を簡単に行うためのツールです。通常、商品の一括登録はエクセルに直接データを入力する必要があります。
しかし、このツールは視覚的に使いやすく作ってあり、指定された入力欄に情報を記載するだけで一括登録に必要なエクセルデータの作成が可能です。
今後、さらに便利なツールが登場することが予想されますので、業務効率化を測りたい方はチェックしておくと良いでしょう。
2.カタログ作成をする際の注意点
前項ではAmazonカタログの作成手順を紹介しましたが、ここでは、各入力項目の注意点を紹介します。
- ①商品名はわかりやすくする
- ②販売価格について理解する
- ③メイン画像の条件を確認する
- ④コンプライアンス情報について理解する
- ⑤在庫管理をしっかり行う
- ⑥配送方法の仕組みを理解する
各項目について解説します。
注意点①商品名はわかりやすくする
多くの関連キーワードを並べているような商品名は見づらいので、商品名に入るキーワードは3~4つに限定して記載するようにしてください。
検索結果に上位表示させたいからといって、商品名に関連キーワードを全部盛り込むのではなく、検索される可能性の高い需要のあるキーワードに限定して、商品名に記載するようにしましょう。
Amazonでは、商品名、商品説明、キーワードに入力した単語が検索対象として扱われますので、それぞれの項目に関連キーワードを分散して記載し、商品名はスッキリした見た目にしておくことが大切です。
注意点②販売価格について理解する
Amazonの販売ページで表記される価格には2種類あり、「参考価格」と「価格」に分かれていますので、混同しないようにしましょう。
引用:Amazon
以下がそれぞれの特徴です。
参考価格 | ・取り消し線つきの価格
・メーカー、卸売業者など消費者に告知している価格 ・小売業者に告知している価格 ・最新の価格 |
価格 | ・表示されている価格が1つしかない場合の価格
・表示のまま販売価格になっている |
補足として、メーカー、卸売業者など消費者に告知している価格は商品のパッケージやカタログに表記されている「メーカー希望小価格」、小売業者に告知している価格は、一般に「参考小売価格」と呼ばれるものです。
注意点として、参考価格と販売価格の差額が大きいとAmazon側に不正などを疑われ、販売ページの提示を求められることがあるので気を付けましょう。
注意点③メイン画像の条件を確認する
Amazonカタログに掲載する商品のメイン画像には、いくつかの条件があります。
- メイン画像の背景は白抜きにする
- 画像の長辺は1,000px(長方形の画像の短辺は500px)
- 画像形式はjpeg
- 商品以外のものが写っていない状態
- 画像面積の85%以上が商品である
- ロゴ、文字などが入っていない
以上の条件を守った上で画像の登録を行わないと、検索対象外になったり、出品停止措置になったりする場合があるので注意しましょう。
また、画像は全部で9枚まで設定可能になっていますが、Amazonカタログ上に表示されるのは7枚までです。
9枚設定した場合は、内7枚が表示させたい商品の画像になっているかどうか、確認するようにしてください。
注意点④コンプライアンス情報について理解する
Amazonの販売でいうコンプライアンスは法令順守という意味ではなく、「商品に利用される電池の登録」を指しています。
電池の重量、リチウム電池のエネルギー量測定単位など、商品で利用される電池について詳細情報を記載する項目になります。
ですので、電池を使用しない商品では入力する必要がなく、空白のままにしておけばOKです。
注意点⑤在庫管理をしっかり行う
在庫管理は、Amazonカタログを作成した後の注意点になります。
セラーセントラルにおける在庫管理は、出品者によって登録された在庫数に合わせて管理されます。
商品登録の際の数量を誤って入力していた場合、倉庫から出荷される時に在庫に差異が発生し、トラブルに発展することがあるので注意してください。
複数のネットショップで商品を販売する場合、Amazonとそれ以外の在庫を分けて管理するなどの対策をしましょう。
また、Amazonマーケットプレイスから販売する場合、在庫管理を怠ったことで商品が在庫切れになると、以下の4つのリスクを抱えることになります。
広告の非表示 | 在庫切れの商品ページは存在しない扱いになり、広告がストップ |
機会損失 | 在庫切れの商品は検索でヒットしなくなり、販売機会を逃すことになる |
カテゴリーランキングが下がる | カテゴリーランキングが下がり、在庫を仕入れても売り上げが下がる可能性がある |
カートボックスが表示されなくなる | 同じ商品の販売者がいると、設置されているカートボックスが非表示になる可能性がある |
在庫管理をいい加減に行うと様々な問題が起こるため、AmazonでEC販売をする際には気を配っておく必要があります。
注意点⑥出品申請が通らない場合の原因は?
Amazonで出品申請が通らない原因は、主に以下の2つが原因です。
- 販売実績が少ない
- 販売禁止商品
Amazonセラーアカウントを作成したばかりで販売実績が少ない場合、Amazonからの信頼を得られていないため、出品申請が通らない可能性があります。
目安としては、アカウント作成から1年未満であると、出品申請が通らない傾向にあります。
そういった場合、申請している商品の出品は一旦保留にし、売ることのできる商品を販売して実績を作るようにしましょう。
また、出品申請が通らない原因に、販売禁止商品を申請している場合もあります。
例えば、酒類、医薬部外品や化粧品、化学物質・農薬および肥料といった商品は、資格所持をしている販売者しか出品することができません。
他にもAmazonでは、出品禁止商品かどうか様々な条件がありますので、事前にチェックしておくことが大切です。
詳細についてはAmazonサイト内の『Amazon 制限対象商品のヘルプセクション』をご確認ください。
注意点⑦配送方法の仕組みを理解する
Amazonでの配送方法は2つあります。「Amazonから発送してもらう方法」と、「自己発送する方法」です。
それぞれの配送方法について解説します。
①Amazonから発送してもらう方法
Amazonから発送してもらう場合はAmazonFBAを利用し、配送代行手数料を含めた配送料を加算して商品を発送します。
商品サイズ、最大寸法、重量によって商品1点あたりの配送料が変わってきます。
サイズ | 最大寸法 | 重量 | 商品1点あたりの配送料 |
FBA小型軽量商品プログラム – 小型 | 25cm x 18cm x 2.0cm以内 | 250g以内 | 208円 |
FBA小型軽量商品プログラム – 標準1 | 35.0cm x 30.0cm x 3.3cm以内 | 1kg以内 | 220円 |
小型サイズ | 25cm x 18cm x 2.0cm以内 | 250g以内 | 288円 |
標準サイズ区分1 | 35.0cm x 30.0cm x 3.3cm以内 | 1kg以内 | 318円 |
標準サイズ区分 2a | 40cm以内 | 2kg以内 | 434円 |
標準サイズ区分 2b | 50cm以内 | 2kg以内 | 465円 |
標準サイズ区分 2c | 60cm以内 | 2kg以内 | 485円 |
標準サイズ区分3 | 80cm以内 | 5kg以内 | 514円 |
標準サイズ区分4 | 100cm以内 | 9kg以内 | 603円 |
大型サイズ区分1 | 60cm以内 | 2kg以内 | 589円 |
大型サイズ区分2 | 80cm以内 | 5kg以内 | 712円 |
大型サイズ区分3 | 100cm以内 | 10kg以内 | 815円 |
大型サイズ区分4 | 120cm以内 | 15kg以内 | 975円 |
大型サイズ区分5 | 140cm以内 | 20kg以内 | 1,020円 |
大型サイズ区分6 | 160cm以内 | 25kg以内 | 1,100円 |
大型サイズ区分7 | 180cm以内 | 30kg以内 | 1,532円 |
大型サイズ区分8 | 200cm以内 | 40kg以内 | 1,756円 |
特大型サイズ区分1 | 200cm以内 | 50kg以内 | 2,755円 |
特大型サイズ区分2 | 220cm以内 | 50kg以内 | 3,573円 |
特大型サイズ区分3 | 240cm以内 | 50kg以内 | 4,496円 |
特大型サイズ区分4 | 260cm以内 | 50kg以内 | 5,625円 |
配送代行手数料は送料だけでなく、商品の梱包や、カスタマーサービスの料金も含まれています。
また、AmazonFBAで配送する際の注意点として、AmazonFBA倉庫に預けている商品に対し、在庫保管手数料がかかることが挙げられます。
在庫保管手数料は、商品サイズ(㎤)から算出した保管手数料に対し日割りで計算され、月単位で請求が発生します。
ですので、AmazonFBAを利用して配送する場合は、配送代行手数料と在庫保管手数料の2つの手数料が必要だと覚えておきましょう。
さらに、AmazonFBA倉庫に預けている商品の保管期間が365日を超えた場合、長期在庫保管手数料もかかってきますので、在庫管理にも注意が必要になります。
②自己発送
「自己発送」する場合は、販売者が梱包して運送業者へ行き、手続きを行って宅配便として配送します。
自分で梱包したり、配送業者に集荷を依頼するなどの手間がかかるものの、AmazonFBAの配送のように手数料がかからないのがメリットです。
代表的な運送業者は、「ヤマト運輸」「佐川急便」「日本郵便」の3つがあります。
それぞれの送料について確認しておきましょう。
ヤマト運輸
引用元:ヤマト運輸
関東から発送した場合(荷物の集荷あり)のヤマト運輸の送料になります。
ヤマト運輸営業所・取扱店・コンビニエンスストアへ自ら持ち込んだ場合、上記の料金から100円割り引きとなります。
クロネコメンバーズであれば、さらに50円の割引が適応されます。
佐川急便
引用元:佐川急便
関東から発送した場合(荷物の集荷あり)の佐川急便の送料になります。
佐川急便の営業所、サービスセンター、取次店へ直接荷物を持ち込んだ場合、上記の料金から100円割引となります。
日本郵便
引用元:日本郵便
東京から発送した際の日本郵便(ゆうパック)の送料です。
日本郵便にも、いくつかの割引サービスがあります。
事業所への荷物の持ち込みで、荷物1個につき上記の値段から120円の割引や、ゆうパックスマホ割アプリを利用すると、荷物1個につき180円の割引になるなどのサービスがあります。
3.Amazonのカタログ作成するメリット
Amazonカタログには、オリジナルの商品ラインナップにできるだけでなく、多くのメリットもあります。
その中でもとくに利益に直結する、重要なメリットについて解説します。
メリット①競合を回避しやすい
Amazonで販売する場合、同じ商品を複数人が出品していると、商品を売るためには全員が最安値かその付近に価格設定をするしか選択肢がなくなります。
理由は、最安値あたりの値段でないと、出品者はカートを表示することができなかったり、売れずに赤字処分をしたりすることになる商品が出てくるからです。
その点、Amazonカタログで他にない商品を販売することで他の出品者と価格を競合することなく、販売価格を自由に設定できるため、利益につなげやすくなります。
Amazonカタログ内の商品は、他の出品者の最安値の影響を受けることがなく、自分の納得できる販売数と価格で売ることができます。
メリット②手数料を削減できる
Amazonでの商品販売は商品1つにつき一定の手数料がかかりますが、Amazonカタログを作成し、複数の商品をセット商品として販売すると、手数料を安く抑えることができます。
セット商品を上手く活用することにより、FBA手数料を削減して利益率向上につなげることも可能ですので、覚えておくようにしましょう。
Amazonカタログでセット商品を記載する方法については「1.Amazonでカタログを作成する手順」の章でお伝えしていますので、併せてご覧ください。
メリット③商品を独占販売しやすい
Amazonカタログに掲載されてない商品は、Amazonで誰も取り扱っていない商品になります。
こういった商品は自分が最初の販売者になることで、後続が販売に取り掛かるまでは独占的に利益を出すことができます。
ニーズに商品がハマれば利益を大きく得られますし、競合が出現したとしても、すでに販売実績のある先駆者の方が販売状況は有利になるでしょう。
Amazonカタログを作成し、市場に新たな商品を持ち込んだ第一人者になると、多くのメリットを得ることができます。
4.Amazonカタログ作成後の販売運営
AmazonでのEC販売は、Amazonカタログを作成して終わりではありません。
Amazonカタログは手段の1つであり、地道な運営も大事になります。
ここでは、販売運営で押さえておきたいポイントを解説します。
ポイント①FBA(Fulfillment by Amazon:フルフィルメントバイアマゾン)を活用
引用元:Amazon
FBA(Fulfillment by Amazon:フルフィルメントバイアマゾン)、通称AmazonFBAは、販売者が行う作業の多くをサポートしてくれるサービスです。
とくに、商品の出品数が多い出品者であれば、利用を検討するべきサービスです。
以下にAmazonFBAで代行してもらえる作業内容をまとめました。
商品の梱包、発送 | 販売者が手作業で行っていた、商品の梱包と発送を代行 |
商品の保管 | Amazon倉庫で商品を保管、在庫管理 |
カスタマーサポート | 電話やメールによる問い合わせを昼夜問わず対応 |
返品対応 | Amazon.co.jpのWebサイトからの購入された商品に関して、返品対応をAmazonFBAが管理 |
その他配送について | 楽天・Yahoo!などの受注も発送できる |
どの作業も、個人で行うには負担の大きい作業ばかりで、これらの作業を一定の金額で代行してもらえるのは価値があります。
また、上記のサポートサービスだけでなく、AmazonFBAから出品された商品には「primeマーク」が付く点も重要です。
「primeマーク」付いた商品は、お急ぎ便、お届け日時指定便、送料無料といった、プライム会員限定のサービス対応となります。
プライム会員にとって、お急ぎ便や送料無料は魅力的に映り、それだけで売上に良い影響があるのではないでしょうか。
ポイント②Amazonカタログを利益につなげるためのコツ
Amazonカタログを活用してAmazon販売で利益を上げるためには、いくつかのコツがあります。
それぞれの項目を見ていきます。
①競合が現れるまで商品の市場を独占する
Amazonカタログに登録されていない商品は、まだ誰もAmazon上で取り扱っていない商品です。
つまり、自身が先駆けて商品をカタログ登録し売り出すことで、独占的に商品を売ることができる可能性があります。
独占的に商品を売る状況は、市場の第一人者になれると同時に一定期間利益を独占できるため、Amazonカタログの有効な活用方法の1つになります。
②価格競争を回避して販売できる
Amazonカタログで扱っている商品は自身で販売価格を決定できるため、他の販売者の価格設定を気にせず、独自の価格で売り出すことができます。
本来の出品のように最安値付近に価格設定をせず、強気の価格設定で大きな利益を狙うこともできます。
価格で勝負しない以上、商品を売るためには別のアピール材料は必要になりますが、戦略の幅を持たせる意味でも、価格競争の回避はAmazonカタログの活用方法です。
③カタログ作成を通して販売スキルが上がる
Amazonカタログが作成できれば商品が売れるわけではありません。
見栄えの良い商品画像、適切でわかりやすい解説文、検索されやすいキーワード選びなど、売れるカタログ作りで習得すべきスキルは多岐にわたります。
Amazonカタログ作成を通し、商品ページを作成するための知識やスキルを学ぶことで、今後のAmazon販売に活かせたり、将来自身のサイトで商品販売をするための販売スキルを身に着けることができます。
④手数料削減で利益率を上げる
Amazonでの商品販売は手数料がかかりますが、単品ではなくセット商品として販売すると、その分の手数料を安くすることができます。
セット商品の販売を行うためにはAmazonカタログを作成する必要がありますが、こういったやり方でも利益につなげることができます。
5.Amazon販売で手間をかけたくない人はクロスマツールの利用がおすすめ
『クロスマ』はAmazonで商品販売する際の在庫、受注、売上をオールインワンで管理でき、煩雑な業務を簡易化してくれるツールです。
販売に必要な時間や労力、手間といったコストを最小に抑え、効率的で負担の少ないECモール運営を実現します。
『クロスマ』には大きく4つの魅力と特徴がありますので、それぞれの項目について解説します。
クロスマの4つの魅力 |
①複数モールの在庫、受注、商品、売上管理を一元化
②1クリックで情報を取り込み、簡単に商品ページを作成 ③受注時の出荷依頼やメール送付などをすべて自動化 ④受注して在庫が減った際、全店舗の在庫数を自動変更 |
特徴① 複数モールの在庫、受注、商品、売上管理を一元化
在庫調整ルールを設定することにより10〜20分間隔で各モールの在庫数を自動調整。
在庫切れによる注文キャンセル、販売機会の損失等のトラブルを防止することができます。
特徴②1クリックで情報を取り込み、簡単に商品ページを作成
Amazonから商品データをワンクリックで取得することができ、各モールへ出品することができます。
取り込んだデータは自由に編集することができ、各モールで出品規制のかかっている商品を自動で除外して取り込む機能もあり、安全な利用が可能です。
出品作業の工程を短縮でき、より生産性の高い業務に時間を割けるようになります。
特徴③受注時の出荷依頼やメール送付などをすべて自動化
受注、発送完了、キャンセルメッセージのテンプレート化をすることでメールの配信を自動化しています。
FBA(フルフィルメント バイアマゾン)、ヤマトフルフィルメントへのマルチチャネル依頼を自動で処理することができます。
販売店側で行う依頼作業が自動化されるため、大幅な負担軽減が見込めるでしょう。
特徴④受注して在庫が減った際、全店舗の在庫数を自動変更
在庫数が0になった商品は、自動でページが非表示になる設定ができます。
在庫連動の初期設定をすれば、あとはツールが24時間自動で各モールの在庫数を調整してくれます。
ECモール運営の負担を最小にし、時間的なリソースを確保したい方にとくにおすすめです。
クロスマの基本情報 | |
対応モール | Amazon/Yahooショッピング/Rakuten/au PAYマーケット |
料金 | 初期費用:0円〜
月額:16,280円(税込) |
運営会社 | 株式会社IZUMI |
6.Amazonカタログ作成の良くある質問
Amazonカタログの導入にあたり、様々な疑問をお持ちだと思います。
ここでは、よくある質問をまとめ、それぞれに回答します。
Q1.カタログを利用する際に費用はかかりますか?
ただし、出品自体は有料であり、以下の費用が必要となりますのでご注意ください。
- 1ヶ月に販売する予定の商品数が49点以下の場合は「小口出品」のプランにあたり、100円/1商品の費用がかかる
- 1ヶ月に販売する予定の商品数が50点以上の場合は「大口出品」のプランにあたり、4,900円/月の費用がかかる
Amazonで出品する場合、必ずどちらかのプランを選択する必要があります。
Q2.販売時に手数料はかかりますか?
Q3.カタログ作成の代行業者はありますか?
- カタログ作成自体の手間をなくせる
- メイン画像のみの作成など、部分利用もできる
- 販売経験のある業者が売れる商品ページを作成してくれる
デメリットとしては、数千円〜100,000円ほどの費用がかかる点です。
Q4.商品ページが作成されていない商品の出品は可能ですか?
- ①Amazonセラーセントラルの在庫メニューから商品登録
- ②「1.Amazonでカタログを作成する手順」の①~⑤を入力
- ③商品画像を挿入
- ④商品説明文を作成
- ⑤キーワードの設定
①はセラーセントラル画面に飛び、上部にある在庫メニューを開くと、商品の型番かJANコードを入力し商品を新規登録することができます。
②は商品の情報を入力します。詳細に関しては、本記事第1章の「1.Amazonでカタログを作成する手順」の章にてご確認ください。
③は商品の画像を作成し、挿入します。詳細に関しては、本記事の第2章「注意点③メイン画像の条件を確認する」の章にてご確認ください。
④は画像の隣の項目から、商品の説明文を入力します。商品の説明には購入者に必要な商品の情報を含め、わかりやすく端的に記載するようにしましょう。
⑤のキーワードの設定は、Amazon.co.jp内で検索された際にヒットする検索ワードを指します。本記事の第2章「注意点①商品名はわかりやすくする」にて解説していますので、ご確認ください。
以上の手順で、新商品をAmazonカタログで出品することができます。
7.まとめ|Amazonカタログを作成して販売促進しよう
Amazonカタログの作成は5つのステップで誰でもできます。条件もそれほどシビアではありませんので、誰でもクリアすることができるでしょう。
さらに、オリジナルの商品ラインナップを用意し、差別化を図れるだけでなく、競合そのものの回避や手数料削減といったメリットもあります。
AmazonでEC販売をするなら、効率的に販売し売上を上げるためにも、Amazonカタログはぜひ作成しておくようにしましょう。
また、Amazonカタログを作成した後は、利益につながる販売運営がしたいものです。その際に役に立つのが、EC販売の運営効率化を図れるクロスマです。
在庫、受注、売上管理をオールインワンで扱っている『クロスマ』を利用することにより、在庫切れによる販売機会損失や広告の非表示といったペナルティを防止することができます。
Amazonカタログを活用しながら安心安全にEC販売を運営し、売上を拡大したいのであれば、『クロスマ』はもっとも適したツールだといえるでしょう。