Amazonで商品を販売するには、購入用アカウントとは別に、販売管理を行うためのAmazon出品用アカウントを準備します。登録では本人確認書類、取引明細書、クレジットカード、売上金を受け取る銀行口座などが必要です。
この記事でわかること
- Amazon出品アカウントの登録前に用意するもの
- Amazon公式が案内する登録5ステップ
- 本人確認で差し戻されやすいポイント
- 登録後、販売開始までに行う設定
Amazon物販の準備から仕入れ、出品、在庫管理までを先に把握したい方は、全体ガイドから確認してください。
目次
Amazon出品用アカウントとは
Amazon出品用アカウントは、Amazonで販売する事業者がセラーセントラルを利用するためのアカウントです。登録後は、商品登録、価格設定、在庫管理、注文処理、売上金の確認、購入者対応などを行えます。
購入用アカウントとの違い
- 購入用アカウント:Amazonで商品を購入するために使う
- 出品用アカウント:商品を販売し、セラーセントラルで運営するために使う
Amazon公式の登録ガイドでは、Amazonで使用されていないメールアドレス、またはAmazon Brand Registryと同じメールアドレスの使用が案内されています。すでにAmazon広告やブランド登録などを利用している場合は、アクセス連携を考えてメールアドレスを確認してから登録しましょう。
登録前に用意するもの
途中で入力を止めないために、最初に必要情報と書類をそろえます。Amazon公式の案内では、主に次の準備が必要です。
| 準備するもの | 確認ポイント |
|---|---|
| メールアドレス | Amazonで未使用、またはBrand Registryと同一のもの |
| 電話番号 | 確認コードを受け取れる番号 |
| 顔写真付き身分証明書 | 有効期限内の運転免許証またはパスポートなど |
| 取引明細書 | 原則として過去180日以内に発行された銀行・カード明細など |
| クレジットカード | 登録料などを支払える有効なカード |
| 銀行口座 | Amazonから売上金を受け取る口座 |
| 事業情報 | 法人番号、会社住所、担当者情報など。個人は個人として登録 |
| ストア・商品情報 | ストア名、販売予定の商品カテゴリーなど |
本人確認書類の注意
Amazon公式では、個人番号カードやマイナ免許証は本人確認に利用できないと案内されています。画像はカラーで、文字・顔写真・有効期限が読める状態にし、スクリーンショットではなく原本の撮影画像またはスキャンデータを用意します。
法人と個人事業主では、会社情報確認書類や住所証明書類などの必要範囲が異なります。登録直前にAmazon公式の本人確認ページで、自分の区分に必要な書類を確認してください。
Amazon出品アカウントを作成する5ステップ
現在のAmazon公式登録ガイドでは、登録は次の5ステップで案内されています。画面の項目名は更新される場合がありますが、入力する情報の流れを先に理解しておくと進めやすくなります。
登録の流れ
ビジネス情報 → 販売事業者情報 → 請求・入金情報 → ストア・商品情報 → 本人確認
ステップ1:ビジネス情報を入力する
事業を行う国、事業の種類、会社名、登録住所、電話番号などを入力します。法人化していない個人として販売する場合は、事業の種類で「個人」に該当する選択肢を選びます。
法人は、登記や法人番号公表サイトに登録されている会社名・住所を正確に入力します。表記が提出書類と異なると確認に時間がかかる可能性があります。
ステップ2:販売事業者の情報を入力する
氏名、国籍、生年月日、居住住所、電話番号などを、本人確認書類と一致する内容で入力します。法人の場合は、登録担当者が受益者、法定代理人、またはその両方に該当するかも確認します。
ステップ3:請求先と銀行口座情報を入力する
登録料などの支払いに利用するクレジットカードと、売上金を受け取る銀行口座を登録します。銀行口座の名義は、登録する事業者・担当者名または会社名と整合しているか確認してください。
出品プランと手数料は変更される場合があります。登録前に小口・大口の違いと現在の料金を確認しましょう。
ステップ4:ストアと商品情報を入力する
Amazon上に表示するストア名や、販売予定の商品カテゴリーなどを入力します。ストア名は購入者から見えるため、事業や商品との関係が分かりやすく、他社の商標と混同しにくい名称を検討します。
ステップ5:本人確認を行う
顔写真付き身分証明書、住所確認書類、銀行口座確認書類など、案内された書類をアップロードします。Amazon公式では、情報提供後の審査期間は3営業日が目安とされていますが、追加確認が必要な場合は長くなることがあります。
本人確認で差し戻しを防ぐ7つのチェック
- 氏名・住所の表記をそろえる:入力内容と証明書類の漢字、番地、法人名を一致させる
- 有効期限を確認する:身分証明書が期限内か確認する
- 発行日を確認する:明細書や証明書が指定期間内に発行されているか確認する
- 画像をカラーで提出する:白黒画像や不鮮明な写真を避ける
- 書類全体を写す:四隅、氏名、住所、発行元、発行日が切れないようにする
- スクリーンショットを使わない:原本の撮影画像またはスキャンデータを用意する
- ファイル名を簡潔にする:絵文字や特殊記号を避ける
法人登録は担当者と会社の関係も確認
法人では、登録担当者が会社に所属していることを示す書類を求められる場合があります。Amazon公式が案内する委任状、給与明細、登記簿謄本などの条件を確認し、会社名・担当者名・発行日が分かる状態にします。
登録後、販売開始までに行うこと
アカウントが作成できても、すぐに販売準備がすべて終わるわけではありません。セラーセントラルへログインし、次の順で設定します。
1. 2段階認証とユーザー権限を設定する
不正ログインを防ぐため、2段階認証を設定します。複数人で運営する場合は、一つのログイン情報を共有せず、必要な担当者へ適切な権限を付与します。
2. 必要な事業情報と審査を完了する
セラーセントラルに表示される確認事項や、割賦販売法対応に伴う情報提供などを確認します。未完了の手続きが残っていると、商品登録後も販売ページへ反映されない場合があります。
3. 商品を登録する
すでにAmazonカタログにある商品へ出品する場合と、新しい商品ページを作る場合で手順が異なります。商品名、ブランド、製品コード、カテゴリー、画像、説明、価格、在庫数などを準備します。
4. FBAか自己発送かを決める
FBAを利用すると、Amazonへ商品を納品し、注文後の梱包・配送・返品対応などを任せられます。自己発送では、自社で在庫保管と配送体制を用意します。商品のサイズ、販売数、利益、作業時間から選びましょう。
5. 在庫と価格を継続管理する
販売開始後は、在庫切れ、過剰在庫、値下がり、出品制限、アカウント健全性を継続して確認します。楽天市場やYahoo!ショッピングにも販路を広げる場合は、モール間の在庫更新漏れを防ぐ仕組みも必要です。
Amazon出品アカウントのよくある質問
個人でもAmazonへ出品できますか?
法人化していない個人でも登録できます。登録画面では事業の種類として個人に該当する選択肢を選び、本人確認書類や銀行口座などを準備します。取り扱う商品によっては、許認可や出品許可が別途必要です。
購入用Amazonアカウントと同じメールアドレスで登録できますか?
Amazon公式の登録ガイドでは、Amazonで使用されていないメールアドレス、またはBrand Registryと同じメールアドレスが案内されています。購入用、Amazon Business、Amazon Payなどですでに使っているメールアドレスとの区別を確認してください。
マイナンバーカードは本人確認に使えますか?
Amazon公式では、個人番号カードおよびマイナ免許証は本人確認に利用できないと案内されています。有効期限内の運転免許証またはパスポートなど、案内されている書類を準備してください。
審査には何日かかりますか?
Amazon公式では、情報提供後3営業日が目安とされています。ただし、書類の不備や追加確認がある場合は長くなることがあります。登録情報と書類の表記、発行日、画像の鮮明さを提出前に確認しましょう。
アカウント作成後、最初に何をすればよいですか?
セラーセントラルへログインし、2段階認証、必要な事業情報の提供、商品登録、配送方法、返品・配送設定を確認します。その後、少量の商品から販売を開始し、実際の利益と在庫回転を測定します。
まとめ
Amazon出品アカウントは、必要書類をそろえ、ビジネス情報、販売事業者情報、請求・入金情報、ストア・商品情報、本人確認の順に登録します。審査をスムーズに進めるには、入力内容と証明書類の氏名・住所・法人名を一致させ、発行日や画像の状態まで確認することが重要です。
登録完了後は、商品登録、FBAまたは自己発送、在庫、価格、アカウント健全性の管理が始まります。複数モールへ展開する予定がある場合は、販売開始の段階から商品・在庫・受注を一つの流れで管理できる体制を整えましょう。






