既に複数の商品を扱っている物販の担当者さんにとって、メルカリShopsへの展開は販路開拓の大きなチャンス。
固定費・初期費用共に無料で参入コストがないことから、小規模な事業者さんにとって手軽な展開先になっています。
しかし、多数の商品を1つずつ手動で出品登録するのは、想像以上に手間がかかるもの。。。
特に楽天市場やYahoo!ショッピングで既にネットショップを展開しているなら、「同じ商品情報をまた入力するの?」と感じているはず。
そんな出品作業の効率化を求める声に応えるべく、今回はメルカリShopsの出品自動化について詳しく解説します。
カンタン出品を実現する方法から、意外と知られていない禁止商品の落とし穴、さらには実際の失敗事例まで、安全で効率的な出品戦略を紹介します。
目次
メルカリShopsの出品フローを徹底解剖
メルカリShopsでの出品は8つの工程で構成されていて、各段階で注意したほうが良いポイントがいくつか存在します。
従来のフリマアプリ「メルカリ」とは異なり事業者向けの機能が充実している一方で、より厳格な規約が適用されるため、事前の理解が不可欠です。
まず商品画像の登録では、最大20枚まで画像をアップロード可能です。
各ファイルは8MB以下のpng、jpeg、jpg形式に対応していて比較的自由度が高くなっています。
またフリマとは異なり、撮影必須ではないのも手軽。
商品名は最大130文字。
しかし視認性を高めるため、130文字の約半分である60文字程度に収めるとより効果的です。
そしてSEOを意識したキーワードを含めることで検索での露出向上が期待できます。
自分だったらどんな検索をする?と考えながら商品名を設定しましょう。
商品説明では、状態やサイズ、機能などの詳細情報を正確に記載しましょう。
また出品禁止ジャンルに該当する文言は避けなければなりません。
在庫登録では、バリエーション(色やサイズ違い)を1〜10個まで設定できます。
JANコードがある場合、14文字指定です。
商品管理コードは自由入力欄ですが、在庫連携システムなどを使う場合のいわゆる「商品コード」になりますので入力を推奨しています。
重複はできず、それぞれ50文字以内です。
カテゴリと商品状態の選択は、後の検索性に大きく影響するため、正確に選択してください。
配送設定では発送方法、発送元地域、発送日数を設定します。
販売価格は300円から999万9999円の範囲で設定します。
最低出品価格は300円で、それ以下の価格には設定できません。
また売り上げたタイミングで発生する販売手数料10%を考慮した価格設定が必要です。
最後の公開設定では、必ず販売意図のある商品のみを「公開する」にしましょう。
テスト商品は出品禁止ですので、必ず販売できる・発送できるもののみを選択してください。
要注意!メルカリShopsの禁止商品と規制の実態
メルカリShopsでは、明確に出品禁止されている商品があり、また違反時にはペナルティもあります。
特に医薬品・医療機器関係、食品関係、法令違反品については、アカウント停止だけでなく法的責任を問われる可能性も。
メルカリShops禁止商品カテゴリ別リスク分析
コンタクトレンズの販売には「高度管理医療機器販売業許可」が必要で、この許可を取得せずに販売した場合、即座にアカウント停止となり、薬事法違反として法的措置が検討されます。
実際に、適切な許可を持たずにコンタクトレンズを販売していた事業者が、通報により発覚してアカウント停止に至った事例も報告されています。
食品関係では、自家製の加工食品を販売する場合、製造業免許の取得と許可証画像の提出が必須。
冷蔵・冷凍食品については、製造業免許に加えてクール便での配送が必須です。
酒類の販売には酒類販売業免許が必要で、これらの許可なく販売した場合、食品衛生法や酒税法違反として重いペナルティが。
意外と見落としがちなのが「テスト出品」の禁止です。
ECサイトでよくある「テスト商品」「サンプル商品」といった販売意図のない出品は、メルカリShopsでは厳格に禁止されており、これらのキーワードを検知すると即座にアカウント停止になってしまいます。
また、手元にない商品の出品も禁止されており、予約商品や他サイトからの直送は「詐欺認定」としてアカウント停止の対象になります。
現物手元在庫での販売が絶対条件です。
SNSで話題の失敗事例から学ぶ教訓
SNSや相談サイトでも、出品ミスによるアカウント停止事例が多数あがっています。
発送日数
店休日を考慮せずに「1-2日で発送」と設定していたところ、金土日に受注した商品を月曜日に発送することになり、実際には4-7日での発送となってしまった。
購入者から「商品が届かない」という苦情が複数件寄せられ、警告を受けたにも関わらず改善せずに無期限停止措置。
メルカリShopsでは土日・祝日・店休日を踏まえた日数設定をすべき、という規定はされていませんが、商品ページにも「1-2日で発送」と記載されているため、購入者は「3日以内に届く」と思っています。
このため購入者からの問い合わせに対応をしていないと、このような措置になってしまうことがあるようです。
ブランド商品
特に深刻なのは、ブランド品の取り扱いに関する失敗。
相場より安価なブランド品を正規品証明なしで販売していた事業者が、ブランド権利者からの通報によりアカウント停止となった事例。
商品の削除だけでなくアカウント全体が使用不能に。
備蓄米・コメ
最近では、政府備蓄米の転売問題も話題。
政府の公式発表後に監視が強化されて、該当商品を出品していたアカウントは商品削除とアカウント制限の処分を受けた。
Ninitendo switch2
こちらも話題のswitch2ですが、テンバイヤーによる買い占めを防止するため、開発元である任天堂も、ECサイト・モールはもちろん全国的に規則強化・罰則設定がありました。
非正規価格での出品、転売目的と思われる出品には重大な措置が取られそうです。
クロスマが実現する出品自動化
こうした複雑な規約や手間のかかる出品作業を解決するのが、クロスマのような出品自動化ツール。
従来の手動出品と比較して、圧倒的な効率向上を実現できるんです。
メルカリShops出品効率化
クロスマの最大の特徴は、Amazonの商品情報からわずか2クリックでメルカリShopsに出品できる点。
画像、商品名、商品説明文、商品状態、JANコードなどがすべて自動で取得され、出品時間を90%短縮できます。
さらに配送方法や発送元などの基本項目はデフォルト値として設定できるため、商品ごとの個別設定も不要に。
在庫管理
全モール在庫連携により、楽天市場で売れればメルカリShopsの在庫も自動で減り、メルカリShopsで売れれば他モールの在庫も連動して調整。
売り越し事故を完全に防止します。
価格設定の最適化
「Amazonより○円高く」「○%安く」といった相対価格設定ができます。
モールごとに大幅に異なる販売手数料を考慮した利益率重視の価格変動を自動で実現。
別途Amazon価格を自動変更するツールとの併用をすることで、市場変動にも迅速に対応できるようになります。
アカウント停止リスクを大幅削減する機能
特に重要なのがアカウント停止リスクの大幅削減機能。
クロスマでは審査が必要なブランドや出品禁止商品のデータベースを保有していて、出品前に事前検知してアラートを表示。
規約違反パターンの事前チェック機能により、コンプライアンス強化と安定した事業運営を実現できます。
出荷業務
FBAやオープンロジなどの外部倉庫と連携し、出荷と同時にメルカリShopsへ自動で出荷通知を送信。
伝票番号も自動で反映されるため、手作業は完全に不要に。
売上管理
全モールのデータを一画面で管理でき、リアルタイムでの集計により売上分析の効率化と迅速な意思決定が可能。
まとめ:効率化と安全性を両立した出品戦略
メルカリShopsへの出品は、適切な知識と効率化ツールを活用することで、大きなビジネスチャンスに変えることができます。
しかし、規約を軽視した運用は重大なリスクを伴うため、ガイドラインの遵守など、事前の十分な準備が欠かせません。
手作業での出品をしている担当者さんにとって、クロスマのような自動化ソリューションは単なる効率化ツールではなく、事業の安定性と成長性を支える重要なインフラになります。
2クリック出品による作業時間の大幅短縮、全モール在庫連携による売り越し防止、審査必要ブランドの事前検知によるリスク回避など、包括的なサポートにより安心して事業拡大に集中できる環境を提供しています。
メルカリShopsの月間2300万人という巨大なユーザーベースは、適切にアプローチできれば売上の大幅な向上が期待できる市場。
出品自動化と2クリック出品の実現で、ぜひ売り上げ拡大を目指してください!